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吉田健一随筆集 平凡社ライブラリー

吉田健一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784582769210
ISBN 10 : 4582769217
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

文学、旅、酒、食、そして友…。該博な知識で森羅万象を闊達に論じ、人生の愉しみを自在に綴る吉田健一の芳醇な随想。戦後すぐの初期作「英国と英国人」から、名作『金沢』の舞台となった街を綴った文章群、そして晩年の文芸批評の佳作までを、盟友たる文芸評論家・中村光夫が精選。虚実のあわいに遊ぶ名短篇「酒宴」を併録。

目次 : 英国と英国人/ 余生の文学/ F.L.ルカス/ ボオドレエル/ ヴァレリイのこと/ 不思議な国のアリス/ パリ再訪/ 或る田舎町の魅力/ 道草/ 金沢/ 金沢、又/ 金沢、又々/ 東京の町/ 我が町/ 昼間の火事/ ピアノ/ 墓/ 英語上達法/ 私の修業時代/ 腰弁になるの記/ 酒/ 私の食物誌(抄)/ 酒宴

【著者紹介】
吉田健一 : 1912年、東京生まれ。ケンブリッジ大学で学び、帰国後、翻訳家、文芸評論家、さらに小説家として健筆をふるう。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。77年歿

中村光夫 : 1911年、東京生まれ。東京帝国大学仏文科卒。39年、吉田健一らと同人誌「批評」を創刊。49年より明治大学教授。『二葉亭四迷伝』『汽笛一声』で読売文学賞、『贋の偶像』で野間文芸賞を受賞。日本ペンクラブ会長も務めた。日本芸術院会員、文化功労者。88年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅん

    ゆらゆらしながら読んだ。わかるようなわからないような文章の感触。今はこれが楽しめる、5年前ならきっと楽しめなかった。英語は文法が意味不明で現地の人間も誰もわかってないのだから「わかる」なんてことはない、と言っている文章面白い。食い物と酒の文章より旅の文章が良いと感じた。児玉に行きたくなったけど、果たして本当に行くだろうか。埼玉県に住んでいるけど、県内からでも遠い。中村光夫の解説で恋愛/友情の違いに触れていて、あまりにステレオタイプな男女論で苦笑してしまう。英国の特性を語りたいのはわかるけど。

  • Ex libris 毒餃子

    前半は英・仏文学について語られているが、後半からは酒。東京駅の改札くぐった先にある食堂で生ビイルとハム・エッグを電車が来るまで食べると美味いとか酒蔵の技師と朝まで飲んで、それから技師の酒蔵まで行って酒宴をするとかわけわからん行動派吞兵衛かと思いきや、イタリアとドイツを暗に野蛮人扱いするブリティッシュ仕草をぶち込んでくるあたりが英国的教養をしっかりと身に着けた文化人なんだなと思われる。英語勉強法は真剣に読んで損したけど、吉田健一がいうならそうなんでしょう(と思わせる文章力)。吉田家の血筋ってすごい。

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