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汽車旅の酒 中公文庫

吉田健一(英文学)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784122060807
ISBN 10 : 412206080X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旅をこよなく愛する文士が美酒と美食を求めて汽車に乗り込み各地をめぐる。著者初の鉄道紀行エッセイ集。文庫オリジナル。〈解説〉長谷川郁夫

【著者紹介】
吉田健一 : 1912年(明治45)、東京に生まれる。吉田茂元首相の長男。暁星中学校を卒業ののち、英国ケンブリッジ大学に学ぶ。ロレンス、ヴァレリー等、英仏にわたる翻訳、文芸批評、小説など多彩な文筆活動を行う。『シェイクスピア』『瓦礫の中』で読売文学賞、『日本について』で新潮社文学賞、『ヨオロッパの世紀末』で野間文芸賞を受賞。1977年(昭和52)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆりあす62

    ★★★☆☆ 吉田茂元首相の長男。麻生太郎財務大臣の母方の伯父。翻訳家、文筆家。戦後しばらくたってからの汽車旅。駅弁、お酒、田舎料理。特にお酒はお好きなようで詳しい。ただ、汽車からの風景はだいぶ変わってしまったろうから、想像するしかない。

  • HANA

    汽車に揺られつつシェリー酒を呑む、旅先の旅館では日本酒を飲む、とことん汽車と旅と酒に拘った随筆集。百鬼園先生もそうだけど、随筆の上手い人の文章からは香気みたいなものが漂ってくるような気がする。本書では旅は日常に対する非日常というスタンスを説いているけれども、ここまでとことん食と酒の事ばかり書かれているとさもあらんという気になってくるし。金沢で鯛や岩魚の骨酒や児玉での何もない飲酒。中国飲酒旅行を読んでいると、その駘蕩とした空気が何とも羨ましくなってくる。読みながら一杯やりたくなってくるような本であった。

  • ken_sakura

    楽しい。焼売が食べたくなりました(^_^)出発駅から気持ち良く飲みながらの旅話(ベロベロじゃないやつ)身過ぎ世過ぎに忙しく旅に行けない時は、酒を飲めばそこは旅の車中(鈍行→急行→特急列車(^。^))そういう旅ばかりじゃ軽々が過ぎる。やっぱり旅はするべきだ。そして出発駅から気持ち良く飲む(^。^)準備適当。観光地適当。望外なバーや酒との出会いが楽しい。朝は枕元で飲って朝食。二日酔いの朝は肴で調子を出して飲る。飲みっぱなし(^。^)汽車酒、宿酒の肴にふむふむ。ほぼ下戸でも楽しく読んだ。おもしろ本棚の先生に感謝

  • ドナルド@灯れ松明の火

    吉田健一の旅に関するエッセイ集。何せ戦前から戦後の古めのエッセイということと、お金がある著名人ということで旅の途中や旅先での周りの気配りやもてなしが半端ない。でも地方の食べ物に接する考え方や味覚には鋭いものがあった。

  • ぶうたん

    巻末の2編の短編を除けば、大半は昭和30年代に書かれたもののようで、文体は比較的大人しい。それでも読みやすいというほどではないので、本書が版を重ねていることには軽い驚きを覚える。旅とは言っても飲んで食べているだけなので、紀行文と言うより旅と言う行為に関する随筆であり、生き方を表出した書と言えそうだ。それにしてもこのおっさんは本当によく飲む。解説を読むとメリハリはつけていたようだが、色々な意味で真似できません。なぜ収録したか今ひとつわからない短編は地獄のような文体が炸裂して理解しにくい。

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