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夫がわたしを忘れる日まで

吉田いらこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046829535
ISBN 10 : 4046829532
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan

Content Description

「ある日突然、45歳の夫が若年性認知症と診断された」佐藤彩は、夫・翔太の物忘れが増えたことを最初は気に留めていなかったが、ある決定的な出来事が起きたため、病院へ連れていくことに。そこで医師から言い渡されたのは「若年性認知症」という残酷な宣告だった。いずれ時間や場所の感覚がなくなり、家族の顔でさえわからなくなる可能性のある病。なんとか前を向こうとする彩だったが、病状が徐々に悪化するにつれて夫はだんだん知らない一面を見せるようになっていき―。もし大切な人が別人になってしまったら、それでもあなたはその人を愛せますか?若年性認知症と向き合う家族の3年間を描いた闘病セミフィクション。

目次 : 第1章 夫が若年性認知症になりました(コーヒー/ 違和感/ 陽翔との予定/ 気にしすぎ/ 決定的な出来事/ 診断/ 若年性認知症/ 帰り道)/ 第2章 夫がわたしを忘れるのはいつだろう(話したいこと/ 翔太の苦悩/ いつもと変わらない朝/ 両親への相談/ 新しい生活/ 失敗/ あいつの父親/ 言い合い/ お父さんの病気/ 忘れないで)/ 第3章 夫がだんだん別人になっていく(精一杯/ 生きてるのに/ ずっと話したかった/ 自分の人生/ 大きな岐路/ 家族の形)/ 第4章 夫がわたしを忘れる日まで(不思議な感覚/ 自由になれる/ バス停にて/ 翔太のノート/ 誓いの言葉/ 何度でも)

【著者紹介】
吉田いらこ : 漫画家・イラストレーター。2020年1月にエッセイマンガ「若年性認知症の父親と私」をSNSに投稿し、大きな話題に。本作はその経験をもとに、フィクションを織り交ぜたセミフィクション作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ふじ

    立ちいかない私たちシリーズ、3冊目読了。テーマは若年性認知症。近くで関わる人は忘れる悲しみも、実害も全て受け止めなければならない辛い立場に置かれる。忘れても「すること」を奪ってはいけないとは分かっていても、現役世代にそこまで目をかける余裕なんてない。ささやかな幸せに目を向ける形で物語は終わったけれど、果たしてこの後家族はどうなったのだろう。

  • 定年(還暦)の雨巫女。

    《私-図書館》夫が若年性認知症になり、妻や子が、親が、辛く悲しい日々を過ごす、とても大変だなあ。

  • あやめ

    若年性ではないんだけど、母親がそろそろ認知症になりかけているので、身につまされる思いで読み進めた。ラストのまとめ方がスッキリしてて良かった。テレワークなのもあり、最近年に1-2回帰省するようになったが、帰省中は基本的に精神的・時間的な自由はないので、主人公や息子くんの苦悩も涙なしでは読めない。困難は人を成長させるよね… 私も自分なりの落としどころを持たなくては。

  • フラちゃん

    これは本当にしんどい。40歳で若年性アルツハイマー発症、それだけでも当人にまとわりつく不安と絶望感に加えて子どもがまだ小学生。この先家族として成り立っていけるのかを思うと前向きになんて考えられないだろう。このお話の唯一の救いは妻がフルタイム勤務に移行できたことと義両親がお元気で介護の戦力であること。パートナーがこの病になったらたいていは一人で背負うことになりそう。自分の人生を生きる、つらかったら逃げると書かれているけど、実際その場になったら相手を捨てられる?

  • yukimame

    切なすぎる。もし旦那が若年性認知症になったとしたら…。考えるだけで辛い。想像もしたくない。

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