Product Details
ISBN 10 : 4872321243
Content Description
長年にわたり、カトリック神学院で多くの司祭を育ててきた、老師が語りかける「信仰の世界」への招き。カトリック教会が信じている信仰箇条(使徒信条、ニケア・コンスタンチノープル信条)を見つめなおし、「神」とはどのような方なのかを探っていきます。
はじめに、神が人間を創造されたということ(創造)、神に背き、楽園から追放された人間たち(原罪)と、旧約聖書の歴史のなかで展開される、神と人間がかかわり、祝福されていく愛のドラマ(恩恵)を見つめます。続いて、モーセの姿にスポットを当て、神の民がついにエクソダス(脱出)に至る、シナイへの旅、たびたび繰り返される神への反逆と神の裁き、そしてその影響がイスラエル王国への分裂に至るまで、どのようにもたらされるかを描きだします。
さらに旧約聖書の民数記や申命記、ヨシュア記、士師記などの様々な物語が何のために書かれたのか、新約聖書との間にどのような深い関係があるのか、順を追って語られていきます。
旧約の時代を経て、イエス・キリストの降誕、死と復活を語る新約聖書における神との新たな契約を通して、今なお結ばれている神と人間との関係をわかりやすく解説し、信仰の基本に立つことができるように導かれます。
本書は、旧約聖書から新約聖書まで連綿と続く「信仰の世界」が、どのようなものなのかを示し、現代に生きる人にとって「信仰」とは何か、実際に、何を、どのように信じればよいのかを、わかりやすく解説しています。それは、現代に生きるわたしたちへの信仰への招きであると同時に、すべてのキリスト者にとって旧約聖書と新約聖書との深いつながりを、学びなおすためのテキストでもあることを意味しています。
環境破壊による人類全体の危機、いまなお、多くの紛争や戦争のために貴重な資源が使われている現代。このような悪の連鎖を前に、わたしたちは何を信じて生きればいいのかが問われているとも言えます。そのような現実を生きるすべての現代人のために、本書は神と教会に出会い、その教会が伝えてきた「信仰の世界」を知ることによって、この世界におけるわたしたちの経験の枠を超えた、信仰による世界理解へと目を開き、導く内容となっております。
【著者紹介】
吉池好高 : カトリック東京教区司祭。1941年長野県生まれ。1970年司祭叙階(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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