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お笑い芸人の言語学 テレビから読み解く「ことば」の空間

吉村誠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784779511714
ISBN 10 : 4779511712
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 序章 お笑い芸人の「ことば」から近現代日本の言語空間を問い直す/ 第1章 トーク・バラエティの原点としての「生活ことば」/ 第2章 「笑いの時代」の言語史的意義/ 第3章 現在のテレビに見る「生活ことば」の闘いの様相/ 第4章 新聞の「書き言葉」とテレビの「話しことば」との闘い/ 終章 まとめ 資料紹介と自己紹介をかねて

【著者紹介】
吉村誠 : 1950年山口県生まれ。東京大学文学部社会学科卒。朝日放送プロデューサー・テレビ制作部長、宝塚造形芸術大学教授を経て、同志社女子大学、関西看護医療大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • てつのすけ

    思っていることや考えを伝えるには、標準化されたことば(標準語=東京語)では伝わりにくく、生活ことば(方言)が適している。なるほど!納得できる。私は京都で生まれ育ったので、関西地方のとばが一番しっくりくる。標準語といわれていることばを喋る関西人は、嘘臭く感じるのは私だけなんかな〜?

  • はふ

    「言葉」と「ことば」の違い。本書ではそのことについて学んだ。他にも「書き言葉」と「話しことば」の違いや「標準語」と「生活ことば」の違い。そのどれもが社会的に価値の優劣が決められている。その価値を見直すということが大切だと学んだ。れっきとした言語学の本であった。

  • かめぴ

    硬い本だった。ことばを操る、しかもちゃんと意識してるのが凄いお笑いレジェンドたち。島田紳助ってほんと凄かったんだなぁ、と思ったり。明治時代からの標準語についてなんて考えもしなかった辺り、考えろって言いたい自分に。

  • パンダ女

    すべらない話はどうやって作るのか知りたいなと思って買ったけど、そういう感じではなく、真面目な言語学の話だった。書き言葉と話し言葉の明治以降の認識とか島田紳助がM1を作った理由とか面白かった。新聞記者が書く高尚な文章は知的で格好いいと思うけど著者に言わせれば、知性をひけらかして偉そうにしているだけだと。確かに難しい表現の多い文章は、頭は良さそうだが読む気は失せる。対象的にお笑い芸人は日常使われるリアルなことばを操る。だから心がこもっているし臨場感がある。大事なのは知識ではなく、ことばの強さだ。

  • はち

    本書は「標準語」という権力によって縛られたことばの歪みとの闘いを挑んだ紳助やたけしの思想の分析や「ことば」の本質について読者に問いかける。ことばを使う生活ではまず「聞く・話す」があって「読む・書く」があること。人間に本来備わった機能を考えると「話すことば」の方がより自然だ。だから強い。要は「ちゃんと話そう」という縛りを自らに課せず、自分のことばで話す・話してもらう状態が一番いいんだよ、ということ。お笑い芸人はそれを意識的/無意識的に行っている。当初期待した内容と違ったけど、はっとさせられることも多かった。

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