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シリーズ 地域の古代日本 陸奥と渡島

吉村武彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784047036949
ISBN 10 : 4047036943
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

有史以前より東北北部と北海道の交流は盛んであった。縄文文化が発達し、規模が大きくユニークな遺跡が数多く造られ、三内丸山など17遺跡が世界遺産に登録されている。東北地方には、古代の最後まで国軍制に組み込まれない地域が残り、「蝦夷」と呼ばれる独自の文化を持つ人々が存在していた。前方後円墳と「蝦夷」の墓、多賀城・城柵、陸奥の仏教、続縄文文化、古代アイヌ文化論…、豊かな蝦夷の世界を、多方面から解明する。

目次 : 1章 古代東北の歴史環境―南北文化の境界線を中心に(熊谷公男)/ 2章 続縄文文化の発達(高瀬克範)/ 3章 前方後円墳の北限と「蝦夷」の墳墓(菊地芳朗)/ 4章 多賀城・城柵と蝦夷(樋口知志)/ 5章 陸奥の仏教文化(堀裕)/ 6章 古代アイヌ文化論(蓑島栄紀)/ ESSAY 故郷の先人達(安彦良和)

【著者紹介】
吉村武彦 : 1945年生。明治大学名誉教授。日本古代史

川尻秋生 : 1961年生。早稲田大学文学学術院教授。日本古代史

松木武彦 : 1961年生。国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。日本考古学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • bapaksejahtera

    文献と考古学的知見に基づきエミシとアイヌに関する古代史を説く論考集である。本分野の研究が尚進行途上の事が改めて分かる。律令制が辺地に目を向け、中華に倣っての国制確立を図らんとする動きは、それ迄東北地方南部を横断するラインによって漠然と南北に区切られていたエミシとヤマトとの界を北側に押上げようとして、緊張を齎した。ここにいうエミシが縄文的要素を尚残すアイヌとは異なる集団である事が説明されるが、同時に彼らが皮革や矢羽など北方産物の交易を担う集団として機能した事も審かにされる。渡島たる北海道に関する叙述は少ない

  • Go Extreme

    古代東北の歴史環境─南北文化の境界線を中心に: 防衛ラインの歴史的性格 続縄文文化の発達: 経済構造の変化 交易への傾斜 前方後円墳の北限と「蝦夷」の墳墓: 東北北部と北海道の末期古墳 末期古墳とその社会 多賀城・城柵と蝦夷: 古代蝦夷の世界 征夷の時代 平安初期の城柵と蝦夷 陸奥の仏教文化: 金光明経の普及とエミシの仏教 僧侶の活動拡大と官人・エミシ 古代アイヌ文化論: アイヌ氏における古代の黎明ー3-7世紀 7世紀の東アジアと古代アイヌ史 古代アイヌ文化の実像 故郷の先人達  陸奥と渡島 古代史年表

  • Oltmk

    文献史学・考古学の研究で得られた最新研究を基に、古代日本における東北地方の蝦夷・北海道地方のアイヌなどを論じる。7・8世紀頃の東北地方の蝦夷には交易・交流によって古代日本語が相当普及したのでは?とか、アイヌ文化自体がオホーツク・本州・大陸からの交易・交流で得られたものでアイデンティティや伝統を確立していったのでは?など示唆に富む研究情報ばかりで本当に良かった。古代日本における東北・北海道の最新研究を知りたかったら、この専門書がオススメできる。

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