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下町サイキック

吉本ばなな

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784309031958
ISBN 10 : 4309031951
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

「友おじさん、どうして人は色とかお金とかに目がくらむの?」「人はいつだって、今の人生をとにかく変えたいと思ってるからだよ。」目に見えないものが見える中学生のキヨカと、近所に住む友おじさんの、ささやかだけれど大切な連帯。暮らしの哲学が詰まった最新長編!

【著者紹介】
吉本ばなな : 1964年東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、22年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。著作は三〇か国以上で翻訳出版され海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    吉本 ばななは、新作中心に読んでいる作家です。 本書は、下町サイキック群像劇、著者は新しい方向に踏み出せたとのことですが、あまり新鮮味は感じられませんでした。 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309031958/

  • ナミのママ

    作者らしいスピリチュアル色がたっぷりと含まれた作品。下町の狭い空間が舞台だが様々な要素が詰まっている。主人公のキヨカは中学生、他の人には見えないものが見えて感じる。でもそれが全然不思議ではなくて「こういう第六感みたいなのってあるな」と思ってしまう。時系列を追う連作短編には家族のこと、町の住人、亡くなった人、出会いが書かれている。決して軽い事象ではないが、それらをどう解釈するか、乗り越えれるかが登場人物たちの言葉に乗って穏やかに綴られていく。読後は心がふっとあたたかくなる。

  • ネギっ子gen

    【いつだって空気は私の判断の味方。おかしなものの周りは少しだけ歪んで見える】両親が離婚した中学生キヨカは、近所の友おじさんの自習室で、 “気の汚れをはっきり目で見ることができる”能力を生かし“気”を掃除するバイトをしていたが――。「あとがき」で、<今はもうなくなりつつある、私の知っていた下町ルール。とても独特で、しかしよく機能していたあの人生観。あれを、今のうちに記録しておこうと思ったのです。良いことばかりではありませんでした。人間の生々しさに満ちた時代の、おどろおどろしいものを内包したルールです>と。⇒

  • よこたん

    “出会ったからといって、何かが解決するわけではない。しかし、人生の道はほんの少し拓けるのです。” いつもながら、ばななさんのあとがきと謝辞まで含めて、作品だなと思う。本来見えないはずのものが視えるとか感じるとか、掃除(浄化)するとか、どうかと思ったものの、今の私にはすんなりと入ってきた。例えば、空気だって見えないけれど、確かに此処にあるのだもの。でも、黒い嫌な感じのものが視えてしまうのはしんどいだろうなあ。縁あって出会い、時を共有できることは、本当に幸せなことで、別れることもまた縁のひとつの形なのだろう。

  • ぽてち

    下町に生まれ育ったキヨカは、人には見えないものが見えてしまう。それは人の心に巣食う闇だったり、霊的な存在などだ。“サイキック”というよりは“霊感”のほうがしっくりくるが、その能力を使って特に何かをするわけではない。なんだかぼんやりとした書き方になってしまうが、「あとがきと謝辞」で著者が書いているような思いは、ぼくには読み取れなかった。残念ながら。

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