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下北沢について

吉本ばなな

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344030084
ISBN 10 : 4344030087
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

あなたがたった一人のヒーローになるためには? 試練の時にこそ心に効く、19の癒しの薬。

高校受験の帰り道、父と歩いた下北沢の商店街。歩くのが速い父が、少しゆっくりペースを落として楽しそうに街を散策していたーー。
思い出の地に住むことになった著者が、下北沢で出会った人やお店を通して見つけた、幸せな生き方とは。試練の時にこそ効く、19の癒しのエッセイ。
「選べなかったほうの人生を夢見ることはできない。でも、選べなかった人生が私に微笑みかけてくれるとき、いつでもその人生に恥じないようにあることはできるかもしれない。」(本文より)

【著者紹介】
吉本ばなな : 1964年東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年小説「キッチン」で第6回海燕新人文学賞を受賞しデビュー。89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で第39回芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TUGUMI』で第2回山本周五郎賞、95年『アムリタ』で第5回紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』で第10回ドゥマゴ文学賞を受賞。著作は30か国以上で翻訳出版されており、イタリアで、1993年スカンノ賞、96年フェンディッシメ文学賞、99年マスケラダルジェント賞、2011年カプリ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴェネツィア

    下北沢大礼賛エッセイ。東京在住ではない私にとって下北沢といえば、本多劇場をはじめとした小劇場の町。過去に何度か訪れたのは、いずれもお芝居を見るためだった。ばななさんがいう「街が夢見ていた頃の、その夢の気配を持ったままで創作してゆきたい」ー下北沢は、ばななさんにとって、まさにそれに相応しい街であるようだ。街の年齢からすれば、若い街だ。したがって、移り変わりや変化もまた激しい。そんな刺激的な街であってはじめて創作が実を結ぶのだろうか。この本を読んでいると、すっかり説得されて下北沢に住みたくなりそうだ。

  • 風眠

    昔住んだことがある街を思い浮かべると、いろいろな景色、季節の移り変わり、出会った人、心や気持ち、音、匂い、気配、空気がよみがえる。まるで昨日の出来事のように立ち現われる事もあれば、遠い記憶のもやの向こうに浮かぶ事もある。人や場所は、時代や時間とともに常に変化し続けている。そうでなければならないと思う気持ちも本当だけれど、ちょっと寂しいって思う気持ちも本当。吉本ばななにとっては、下北沢がそうなのだろう。街の記憶、刻まれた想い、愛おしい日々。それらを私たちは、追憶って呼ぶのだろう。等身大な吉本ばななと下北沢。

  • ゆにこ

    お風呂でトータスさんの歌声が生で聞こえるなんて贅沢。

  • だーぼう

    下北沢にまた行きたい。そりゃあ。でもそれよりも近所のお店に行きたくなった。たわいもない会話をしに。ブログに感想を書きました。

  • りえこ

    町の記憶、素敵だなーと思いました。イラストが可愛い。 下北沢に行きたくなりました。 そして、自分の住んでいる町の事をたくさん覚えておこうと思いました。

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