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犯罪の証明なき有罪判決 23件の暗黒裁判

吉弘光男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784798503233
ISBN 10 : 4798503231
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

刑事訴訟法は、「犯罪の証明があった」ときにのみ、有罪判決において「刑の言渡し」ができ、「犯罪の証明がないときは、判決で無罪の言渡しをしなければならない」と規定する。しかし日本の刑事裁判実務では「自由心証主義」が過度に重視され、現行法上の有罪判決の前提である「犯罪の証明」が軽視されてきた。その結果、「裁判官の自由な判断」により誤った有罪判決を生み出す「暗黒裁判」が後を絶たない。本書では、23件の裁判を分析することで、人権を無視した裁判実務の実態や裁判官が誤判を犯す原因を明らかにし、冤罪の防止策を提言する。

目次 : プロローグ 松橋事件が教えるもの/ 1.0. 暗黒裁判の原点/ 2.0. 死刑再審事件の明暗/ 3.0. 暗黒裁判を基礎づけた最高裁・田中コート/ 4.0. 暗黒裁判は収束していない―今も続いている調書裁判/ エピローグ 恵庭殺人事件―再審無罪判決を求める

【著者紹介】
吉弘光男 : 九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学(1988年)/久留米大学法学部教授

宗岡嗣郎 : 九州大学大学院法学研究科博士後期課程修了(1984年)/久留米大学法学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あられ

    新聞の書評を読んで。松橋、帝銀、練馬、八海、松川、菅生、免田、財田川、松山、島田、福岡、菊池、三鷹・砂川、横浜、布川、貝塚、足利、東電OL、飯塚、地裁所長襲撃、東近江患者死亡、恵庭殺人事件。どれも検察のストーリーを裁判所が上書きした判決を書いている。なんのための裁判所? 「調書に・書かれた・事実」だけを見て「そこに・あった・事実」を見ていない。自白しちゃあかん、警察の思うように書かれてしまう。裁判で本当のことを言えば、というのは、調書主義では通らない。暗黒裁判はいまも続いている。今後の再審に注目しよう。

  • takao

    ふむ

  • cinnamon

    プロローグを読んでいる途中であまりにも恐ろしく読むのをやめてしまおうかと思ったが、なんとか読了した。別件逮捕し自白を強要、証拠を捏造する警察。無実の証拠となるものは隠す検察。事実を見ずに調書を鵜呑みにする裁判官。本当に日本は民主主義国家なのか近代国家なのか。自白は証拠の王とか、人質司法とかもうやめて欲しい。再審制度も見直すべき。

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