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朽海の城 新東京水上警察 講談社文庫

吉川英梨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062937153
ISBN 10 : 4062937158
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan

Content Description

「そこに、死体が沈んでいる」衝撃的な匿名通報が東京水上警察に届く。ガイシャの頭部には、進水式で使う斧が突き刺さっていた。通報発信元は、焼死体を乗せたまま航行する豪華客船セレナ・オリンピア号船内。絡み合う疑惑を乗せて母港に帰還する豪華客船に、熱血刑事・碇拓真が急行する!文庫書下ろし。「新東京水上警察」シリーズ第3作。

【著者紹介】
吉川英梨 : 1977年、埼玉県生まれ。2008年、『私の結婚に関する予言38』で第3回日本ラブストーリー大賞エンタテインメント特別賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    いつものコンビと礼子が豪華客船でも大暴れ。サービス精神旺盛な作者のこれまた大胆なネタてんこ盛り作品。やりすぎ感はこのシリーズのお約束。詰め込みすぎ、とか、とっ散らかったというのは作者にとって褒め言葉に過ぎない。読者を楽しませてナンボという開き直りが聞こえてきそうだ。エンタメとしての存在感も十分だが、原発とオリンピックをからませ、読者にこれでもかとテーマを意識させる構成もよい。船という環境を良く使った作品でもある。黒幕はきっとすぐに察しがつくが、小説の欠点とは思わない。

  • yanae

    吉川さんの海上警察シリーズ3作目。前作で湾岸Wとの戦いが終結し、どういう展開になるのか気になっていました。今回は豪華客船が舞台。「死体が沈んでいる」という通報が五輪署に届く。客船上でも死体がでて…。今回も船の破壊やら、死の危険やらで、ハリウッド並みのアクションもあり、礼子と碇の恋愛模様あり、更に犯人推理ありの盛りだくさん。テーマはとても重いものだけど。知られていないけど実際にあることなのかな。最後の名前はなんなんだろう。読み落とした?礼子はまた新しい道へ。続編希望です。

  • えりこんぐ

    シリーズ第3弾。東京都知事が乗った豪華客船がシージャックされる。ハイジャックでなくて、船はシージャックなのか、、。前作までの、悪党との壮絶なアクション!的な場面はなく、じわじわと追い詰められて、意外な方向に。ハラハラドキドキよりも、どーんと考えさせられる様なストーリーだった。うん、でも面白い! 【積読45】

  • Yunemo

    読了感は良いんですが。何だか最後まで、チグハグ感ばかりが気になって。豪華客船、福島原発、東京都知事、東京オリンピック、いろんな話題を載せながら、でもこの事件の動機はあまりにも‼犯人側、警察側(3人模様)、いろんな人達の人間模様が描き切れませんでした。水上警察の枠を超え過ぎてますよね。後半のスリリングさには、いつもながらにこのシリーズの醍醐味を感じます。碇係長の人間味も味わい深く、それにしても水の恐怖、いつ克服したの?忘れてはならぬこと、改めて肝に銘じ。最後の最後、よく分からぬまま重い荷物を背負わされた感。

  • ナミのママ

    新東京水上警察シリーズ3作目。今回もスリリングなストーリー、スピード感ある展開、そしてダイナミックな構想でした。水の小説なのに熱くなってしまいます。豪華客船とレインボーブリッジ、人気のない東京都知事、どれもひねりのある設定です。これはもう、現実ではありえないと心して、楽しむ小説ですね。ただ、前作もそうでしたが、恋愛関係がとってもうっとおしく感じます。男だけの警察小説を読みたくなってきます。

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