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トヨタの子

吉川英梨

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065358634
ISBN 10 : 4065358639
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan

Content Description

豊田喜一郎と豊田章男。日本を牽引するトヨタグループはいまの地位をどう築いていったのか? 創業者一家二人の不思議な出会いを通じて、トヨタの苦節と成功を見事に記す、エンタテイメント小説。

【著者紹介】
吉川英梨 : 1977年、埼玉県生まれ。サスペンス・ミステリーの旗手として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    著者の初のノンフィクション的な著作ですが、その物ズバリの内容ではなくSFストーリーのタイムリープ物で最初から最後まで500頁超の大作を中弛みもなく飽きる事もなく面白く読みましたね。豊田章男氏がアイディアを発案されたと知りまして柔軟な発想と姿勢に驚きましたし著者との素晴らしいコラボレーションだと思いましたね。途中でエンジンについて悩む喜一郎氏に未来から来た章男氏が知識を授けて歴史を変える訳にいきませんので何も教えずに流行歌の「明日があるさ」を口ずさむシーンが印象的で面白かったですね。#NetGalleyJP

  • あすなろ@no book, no life.

    それは創業家の人間だけが持てる愛の歴史である。そんな言葉達で描かれる計581頁にもなる豊田喜一郎と章男の物語である。そして、正直、本作品読書中においてタイムリープという手法を使う事に奇抜的で引っかかったのだが、なんとこれは章男氏ご本人からのアイデアと吉川氏の手法から生まれたものだという。この手法と実名によるトヨタの史実にほぼ沿っている件と何よりも章男氏の内容迄緻密に描き込む事により、フィクションなのかフィクションのスパイスを効かせただけなのか判別付かなくなり、読者は戸惑いながらも不思議な本作品の世界を漂う

  • hiace9000

    一冊の本と運命的出会いがあるなら、本作がまさにそれ。図書館書架で目が合い、偶然手に。本作、日本の自動車工業黎明期の豊田喜一郎によるトヨダ自工誕生秘話、かつ戦前・戦中・戦後の企業経済小説、かつトヨタ前社長豊田章男氏の波乱の半生記である。ただし、それに"まさかの異世界ハイブリッド"を搭載し、悪戦に苦闘を継ぐ三代の苛烈な悪路・航路を駆け巡り、不屈の矜持のもたらす感動の読み心地で一気に走り切る。「トヨタの子」という世間の逆風のなか「特殊亜流」として生き、今の社風を築いたモリゾウ氏。氏と同様、わたしも二度と泣いた。

  • タックン

    トヨタ自動車の前社長章夫氏とその祖父でトヨタ自動車創業者喜一郎氏の話をノンフィクションっ交えてファンタジーっぽく描いた物語。 トヨタ自動車創業にかけた喜一郎氏の熱い思いのある1章が興味深かった。ほんといろんな苦労をして自動車生産を1から始めたんだとわかった。真の技術者魂が宿ってた。

  • J D

     すげぇー!スゲェー作品に新年早々出会ってしまった。ハイ!2025年ベストワン決定としたいくらいのめり込んで読んだ。初読み作家さんだけど、こんな風にトヨタについて書かれると読んだ人は一人残らずトヨタ車に乗るな!国道58号線もトヨタ車で埋め尽くされるはず。トヨタ社創業から令和、豊田章男までの物語。そこにタイムリープが混ざり込み、どこから実話?これは、脚色?小林秀雄まで友情出演する始末。トヨタ社員は必読の書だな。600ページ近くあるけどもっと書いてほしかった。いやー、超オススメです。

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