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ISBN 10 : 433410553X
Content Description
一九六六(昭和四一)年、日本の出生数が統計史上最低を記録した。原因となったのは迷信。六〇年に一度めぐってくる干支、丙午(ひのえうま)にまつわる俗言のためだった。高度経済成長の只中、二つのベビーブームの間にあって、たった一年、なぜ迷信がそこまでの出生減をもたらしたのか?そしてさまざまな「都市伝説」がささやかれてきたひのえうまの人生とは、実際にはどのようなものだったのか?自身、昭和のひのえうま生まれの計量社会学者が、迷信の成立した江戸期にまでさかのぼり、周期的な拡散・浸透のタイムラインをつぶさに追いながら、ただ日本でだけ生じた特異な出生減を「社会現象」として読み解く。
目次 : 第1章 江戸庶民に拡散した俗信(社会に跳ね返る迷信/ 始まりは八百屋お七 ほか)/ 第2章 明治のひのえうまと近代日本(痕跡は意外に小規模/ 日露戦勝の子たち ほか)/ 第3章 出生秘話―昭和のひのえうまの真実(「子どもは2人」の時代に/ 消えた赤ちゃんは16万4千人 ほか)/ 第4章 塞翁がひのえうま―昭和のひのえうまの人生(「レガシー」の始まり/ 昭和のひのえうまとはだれか ほか)/ 終章 どうなる令和のひのえうま(毎年がひのえうま/ 少子化の主因は「母集団」の縮小 ほか)
【著者紹介】
吉川徹 : 1966年島根県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。専門は計量社会学、現代日本社会論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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パトラッシュ
読了日:2025/06/29
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読了日:2025/10/07
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