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Viva!知られざるイタリア軍

吉川和篤

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863206090
ISBN 10 : 4863206097
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2012
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ともに枢軸軍として戦ったドイツ軍や日本軍に比べて、不甲斐ない戦いぶりが強調されて語られることが多いイタリア軍。だがもちろん全てのイタリア軍将兵が弱兵だったわけではなく、日独の将兵にも劣らない驚異的な奮戦を見せたイタリア軍将兵も数多い。本書の前半では、イタリア休戦までのイタリア陸海空軍の各地での意外なまでの敢闘、そして休戦後も枢軸側に残り戦い続けたRSI軍の頑強な戦いぶりを詳解。また後半では、戦車、軽車輌、人間魚雷、戦闘機などイタリア軍の特徴的な兵器14種を、貴重な写真とカラー図版などで解説する。

目次 : 第1部 イタリア陸海空軍/RSI軍の知られざる敢闘(陸軍編/ 海軍編/ 空軍編/ RSI軍編)/ 第2部 イタリア軍兵器列伝(陸上兵器/ 海軍兵器/ 航空兵器)

【著者紹介】
吉川和篤 : 1964年、香川県高松市生まれ。幼少の頃、ドイツ空軍戦史や戦闘機に惹かれ、成人後も軍装収集・研究を趣味とする。20年前パリで出会った一冊の『デチマ・マス』師団史本をきっかけにイタリア軍の魅力に惹かれ、その後RSI軍について研究する。2002年にはミラノで暮らしながら現地で直接ヴェテランから話を聞き、戦場を訪ねる。帰国後、広告会社でアートディレクターとして勤務の傍ら、イタリア軍関係の執筆を精力的に行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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第二次大戦のイタリア軍については余り良い...

投稿日:2012/10/07 (日)

第二次大戦のイタリア軍については余り良い評価は聞かないですが、著者は、そのイタリア軍の中にも勇戦敢闘した部隊あるいは個人を紹介する前半部と陸海空軍兵器を紹介する後半部に分かれています。  収録されている部隊、人物は英戦艦クィーンエリザベスとヴァリアントの破壊工作に成功後、捕虜になって休戦後、連合軍に加わったデ ラ ペンネ大尉を除けば(北イタリアのRSIも含めて)枢軸軍側のエピソードに重点が置かれています。  本文には白黒写真が添えられていますし、巻頭と中ほどにカラーの軍装図や陸海空軍の兵器の側面図(海軍は大型艦のものは無く、陸軍は車両に限定されています)  イタリア軍に対する見方が180°変わるかは不明ですが、幾らかは見直せるエピソードが収録されています。

ファンの一人 さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • のりっく@泡沫戦史研究所(SNSは多重次元宇宙)

    ミリタリー・クラシック誌に連載の「Viva知られざるイタリア軍」に加筆、再構成された第1部「イタリア陸海空軍」と、第2部「イタリア軍兵器列伝」に吉川さんによるカラーイラストも満載です。

  • 塹壕炊飯

    イタリア軍入門の続編。伊軍戦史が主軸である前著と異なり、本著では活躍した部隊個々に解説の焦点が絞った内容。サハリアーナを装備する偵察部隊や人間魚雷による特殊攻撃隊と伊軍の活躍を知る事が出来た。後半は前作で物足りなかった兵器個別の解説詳細が寄稿され、極端に資料が少ない伊軍兵器の開発史や技術的背景の概要を掴む事が出来た。伊軍洋書を読む前に和書の本前後作を読む事で基礎知識の下地形成に役立つと感じた。ただ、個別紹介の兵器選定は著者の趣味嗜好が反映されており、小火器が一切掲載されていなかったのは残念。

  • 江川翔太郎

    今作はイタリア軍の個々の部隊や兵器に焦点を当てた内容になっています。 一部で印象に残ったのは海軍の特殊部隊の活躍です。特にオルテラ号の人間魚雷基地がイタリアが休戦するまで見つからずに戦果を上げているところに特殊部隊の凄さを感じました。 2部で印象に残ったのは戦車の解説です。前作では扱われなかった戦車が多数追加されていました。特にp40重戦車の開発の流れやドイツ戦車としての戦いぶりは、他の本ではほとんど扱われない内容なのでとても勉強になりました。 イタリアも局地的に見れば強い部隊がいたんだなと思いました。

  • 六点

    『イタリア軍入門』が組織としてのイタリア軍を紹介したとするならば、こちらは戦記に振っている書籍と言えましょう。義務に殉じて戦ったイタリア軍兵士たちに感動せよ、そして二度と「ヘタリア」などと言うなかれ。

  • ななみ

    某マンガの流行以来、いやずっと以前からその弱体ぶりのみが強調されがちだったイタリア軍についての解説書。筆者による「もちろん全てのイタリア軍将兵が弱兵だったわけではなく」という一文がよけいにその弱体ぶりを予感させて涙々。前半の軍事行動編は予想に違わぬ戦いっぷりも多くて苦笑する場面も多いけど、善悪はともかく休戦後も勇敢に戦った兵士たちの存在はちょっと感動的。味方のはずのドイツ軍が何となく心配してる風なのも泣かせる。後半の兵器編は意外に?まともそうな雰囲気で拍子抜け、なんて言ったらダメかな。

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