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日本の絶滅危惧知識 百年先まで保護していきたい

吉川さやか

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584139851
ISBN 10 : 4584139857
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本古来から受け継がれてきた日常のささいな伝統や文化で、すでに消えてしまいそうな知識を「絶滅危惧知識」として紹介。

ますます国際化、グリーバル化が進む現代の日本ですが、海外から注目される際に一番大切なのは、その国独自の文化や伝統です。ところが日本古来からずっと受け継がれてきた日常のささいな文化や考え方は、今、急速に失われようとしています。季節のしつらえや、習慣、作法、歳時など、今の70代、80代、90代以上の方々があたりまえのようにして触れてきたことでも、40代以下になると知っている人はほとんどなく、知っていても形式だけということもよくある話です。さらに超高齢化社会とはいえ、戦前、戦中生まれの方々も少なくなってきているのが現実。そこで、数十年後には消えてしまいそうな知識を「絶滅危惧知識」として集め、現代の若い世代の日本人たちにも「こんなことがずっと受け継がれてきたんだ」と新鮮な驚きと関心を持っていただけるように紹介しています。カバーと本文のイラストは、奇妙でユーモラスなイラストが人気のmakomoが担当、巻末特集では上品で可愛らしい絵柄で評判の中町はるが担当している。戦前生まれの名人経験者としては最後の天才棋士「ひふみん」こと加藤一二三先生も大絶賛!

【著者紹介】
吉川さやか : 早稲田大学卒業後、出版社などでの勤務を経てイタリア、ドイツに留学。ライプツィヒ大学にて言語学を学ぶ。帰国後は編集者、企画制作ディレクターなどとして活動

新谷尚紀 : 1948年広島県生まれ。国立歴史民俗博物館教授、国立総合研究大学院大学教授等を経て、両名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • えみ

    誰も知らずに消えてしまったならば、最初からそんなものは無かったとみなされてしまう。それはあまりにも勿体ない!日本には古くから継承されてきた素敵な習慣や知恵、知識が沢山あるのだから。新しい事は受け入れて、先人の知恵もきっちり守っていく。絶滅危惧知識の保護に是非協力したい!と思って手に取った本。まだ知っている知識の方が多くてちょっとだけ安心した。今回特に驚いたのは、「こんにゃくや豆腐を食べることで一年分の嘘が帳消しになる日」があること。「6月16日は和菓子を食べ過ぎても怒られない日」であること。勉強になる!

  • バニラ風味

    多分、今の若者は知らないであろう、昭和の人が大切にしてきたり、信じてきた、いわれのある物、事柄、知識など。紅色と朱色の違い、薬局に売られている「お屠蘇の元」の正体、畳の敷き方などが興味深かった。「なるほど」の知識紹介は見開きページで完結するので、するすると読める。そして、描かれている、ぬるいイラストが何とも言えない。イメージの核となったのが、イラストレーターの醸し出す独特のイラストだったとか。違う角度でから見た斬新にイラストも楽しい。でも、もうちょっと、内容に直結したイラストでも良かったのでは。

  • noko

    日本のしきたりの話。紅と朱は同じ赤に見えても違う色。紅は紅花から作る植物由来、朱は赤色硫化第二水銀で水銀が含まれ、毒性がある。だから朱は限られた人が使う。神社の鳥居や大切な宗教建物に使っていた。秦氏が日本に持ち込んだ技術。正月に寝正月なんてムリ。忙しいのは主に男性で、年神様を迎える準備、煤払い、しめ飾りや門松飾る、大晦日は寝てはいけなかった。火を絶やさず新年に火を継ぐために火の番をした。もし寝ると白髪が増えると言われていた。明けても共食のため雑煮を作る。これら炊事を含めた一切を男性が取り仕切っていたから。

  • スプリント

    新たな文化や風習が生まれる影で消えて行ったり変容するものもある。語り継ぐことは重要

  • なー

    物知らずで常識がないと怒られてばかりの私でも知ってる事ばかりで、何だかおかしい、こんなはずない…と思いながら読み終えました。よく考えると子供の頃に愛読していた『おまじないの本』に載っていた事が多かったからみたいです。絶滅危惧知識は恐らく星の数ほどあると思うのですが、割と縁起の良し悪しに特化した内容だったと思います。しかし知っているのと実践するのは別の事…。縁起が良くても、手間が掛かったりすると廃れていくんでしょうね。難しい…。

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