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文学・芸術は何のためにあるのか?

吉岡洋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784887138940
ISBN 10 : 4887138946
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
AKEO OKADA ,  

Content Description

答えなき生の根源的問い。それを引き受ける者は?社会と人性に対し芸術はどう作用しているか?効用を尋ねる遍歴の果てに次第に浮かび上がる、形なき独自の「使命」と「有用性」。日本学術振興会人社プロジェクトの成果。

目次 : 1 芸術と社会(映画は共同体とどのような関係にあるのか?―モデルケースとしての香港・中国映画/ 文学は“国家”とどんな関係にあるのか?/ いまやマイノリティにしか文学する理由はないのか?/ 芸術は人と人をつなぐのか?/ 芸術は社会を動かせるのか?)/ 2 芸術と心性(「癒し」てくれない芸術はなぜ存在するの?/ 藝術とは癒しなのか?/ 文学・芸術は人を変えることができるのか?/ 文学は「愛」を語ることができるのか?)/ 3 芸術の創造(文学・芸術は“エコ”にどのように貢献できるのか?/ 芸術と福祉の間にはどんな関係があるのか?/ 一億総アーティスト時代?/ アート・ワークショップって何ですか?/ 面白いワーク・ショップの例〈なりきりえまき〉を教えてください)/ 4 芸術と価値(芸術の価値を決めるのは誰?/ 芸術はお金になるのか?芸術は何の役に立つの?/ 文学・芸術は生きる希望を与えてくれるか?/ 《鼎談》文学芸術は何のためにあるのか)

【著者紹介】
吉岡洋 : 1956年生まれ、京都大学大学院文学研究科教授。専攻:美学・芸術学

岡田暁生 : 1960年生まれ、京都大学人文科学研究所准教授。専攻:西洋音楽史。主要著作『オペラの運命』(中公新書、2001年、サントリー学芸賞受賞)他(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Due destini

    刺激的な本だった。とくに伊東氏の癒しと芸術の関係、玉井氏の「自然は芸術家が創造した」こと、岡田氏の文章、最後の鼎談が面白かった。

  • クロックス

    文学・芸術は何のために存在するのか?を核に様々な著者が多角的に書いていて面白い。グローバル社会、行き過ぎた資本主義が芸術に及ぼした影響についても知れた。そして「文学・芸術は何のために存在するのか?」、この疑問について書かれた本だが、この疑問は簡単に一概に答えられるものではない。この本に書かれているのは一つの意見に過ぎない。この疑問に対する答えはないのかもしれない。また、あったとしてもそれは自分自身で発見しなければならない。

  • 星規夫

    「文学とは自分の頭で考えること」うーむ、素晴らしい。

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