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日本の色を染める

吉岡幸雄

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784004308188
ISBN 10 : 4004308186
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2002
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

紅花の艶やかな赤、紫根の深い紫、重ねた色の微妙な変化、そして繊細な色彩感覚と高い染織技術。古代植物染めの復元に取り組んできた著者が、実作者ならではの眼を活かしつつ、日本の色と衣と染め歴史を読み解く。

【著者紹介】
吉岡幸雄 : 1946年京都生まれ、染色家。1971年早稲田大学第一文学部卒業。1973年美術工芸書出版社の紫紅社を設立。1987年生家の「染司よしおか」5代目を継承、植物染による日本の伝統色を専らとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • RYU

    日本古来の植物染の復元に取り組む染師による、日本の色と衣と染の歴史。例えば赤色といっても、鉱物の朱による土器の赤、紅花の花による糸や紙の赤、茜の根による武士の甲冑の赤、昆虫によるスペイン渡来の毛織物「羅紗」の赤(猩猩緋)など様々。 簡単には手に入らなかった「色」。化学染料の普及によって自然染が次々と消えていく中、千数百年にわたって育んできた日本の伝統色の大切さや貴重さを感じさせられる。

  • takao

    ふむ

  • だんご

    染司 よしおかさんの本という事で、手に取にとる。用語に苦戦。時代毎の説明に染め物の流れが理解できる。特に源氏物語の解説に納得。どうりで古典の授業ではつまらなかったわけだ。いっそ美術の時間に解説してくれてあたら源氏物語が好きになったかも。今は服は安く手に入りシーズンで気軽に捨ててしまうけれど、手染めの手縫いの頃は、ボロボロの端切れになっても大事にしていた。その思いが伝わる一冊。

  • いくら

    時代の流れと技術の進歩を考えると仕方の無いことではあるが、素晴らしい技術が確実に失われようとしていることに気付かされました。伝統的な植物染をこの目で直接見てみたいです。 平安時代の襲の色目の楽しみ方は、なんとなく現代のシースルーシャツとインナーの色合わせとも、感覚が似ているような気がしました。 いつの時代も人々は共通して、鮮やかで美しい「赤、紅、緋」に惹かれるものなのだなと思いました。

  • 羽田

    染色家が書いているだけあって「今の技術で染めるとどうなるか」をちょいちょい書いてるんだけど、ものすごい手間暇がかかる。紫根や茜のような天然染料だけでなく、椿の灰や藁など副材がとても多くてそれを集めるのが大変そう。天然染料は漢方がまだあるので、その影響で集めるのがまだ楽というのが面白い。歴史を振り返ると、赤い染料と付き合っているのが一番長いのかな。血の色だしね

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