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資治通鑑 ちくま学芸文庫

司馬光

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480099051
ISBN 10 : 4480099050
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

『資治通鑑』は11世紀なかば、北宋の皇帝英宗の詔により編纂された編年体の歴史書である。中国の戦国時代から北宋建国前年に至るまで1362年間にわたる歴代君臣の事績をまとめた本書は、「治を資(たす)く」という書名の示す通り統治者が参照すべき書として、『貞観政要』と並び政治家や学者の読むべきものとされた。294巻にのぼるこの膨大な『通鑑』のなかから、本文庫では後漢の「党錮の禁」、南北朝時代に勃発した「侯景の乱」、そして大唐帝国を揺るがした「安史(安禄山)の乱」を綴った巻を収録。権力者たちのたくらみが交錯するドラマが流麗な訳文で蘇る。

目次 : 才と徳―人像鑑識のポイント/ 清流と濁流―後漢における知識人粛清のあらし/ 蒼天 空しく心を照らす―南朝天子と成りあがりもの/ 驚破す 霓裳羽衣の曲―ゆれうごく大唐帝国/ 『資治通鑑』を進むる表

【著者紹介】
司馬光 : 1019年(天禧3)生まれ。1066年(治平3)に『通史』8巻を英宗に献上したことから、翌年神宗より『資治通鑑』の書名を賜り、歴代君臣の事績の編纂を委託される。王安石の新法に反対し洛陽へ転出するも『資治通鑑』の編纂に専念し、1084年(元豊7)に完成。1086年(元祐元)没

田中謙二 : 1912‐2002年。京都帝国大学卒業。京都大学人文科学研究所教授、同名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ちくま学芸文庫からやっと再出版されました。この史書については中国の歴史を統治者側から書いたもので「貞観政要」と並んで昔から様々なところで引用されています。ただこの本を全体で読みたいと思っているのですが完訳版はないようです。平凡社の簡約版でも読みましたが?すべて(全294巻)を訳してくれる人がいないのでしょうか?唐の時代の楊貴妃と玄宗皇帝や安禄山が詳しく描かれています。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    『貞観政要』に並ぶ、統治者が読むべき歴史書。本来、294巻もある中、統治における清濁の使い分けを一つ、人心が乱れるまでの過程とその結果の時世の転変を三つ、紹介しています。漢文に対して妙に砕けた(そして若干、古臭い)訳し方に戸惑うものの、様々な視点から見た書も引用しており、厚みのある構成になっています。しかし、歴史の教科書ではサラッと書かれている歴史的事実が真逆、こんなに血腥さに溢れていたとは・・・。「党錮の禁」の宦官らの専横の慈悲のなさ、侯景の最期も貶められた事の凄惨さに絶句するしかなかった。

  • にいたけ

    「資治通鑑」(294巻もある😆)の中から4つのエピソードを解説。和訳と解説を分けて欲しかった。才能と人徳の話が興味深かった。人は他人を才能だけで見てしまいがち。才能だけの人は国を混乱に陥れる。才能だけでなく人格も必要だと解いているが、世の中を変えてきた人達は才能が突出してる人(Sジョブズのような)の様に思えるのだが🤔前政権を根絶やしにして新たに作るという考え方は残虐だけれど実はイノベーティブではないかと考えてしまった。効率的。日本が色んな意味で後手後手なのは人格的な配慮があるからかも💦

  • 1.3manen

    林羅山の『本朝通鑑』に影響したという本。これは受験勉強してて読んだらいいと思っていた。口語訳をみて気になったのを記す。司馬光の批評で、党人たちは、混濁した世の中に生まれ、しかるべき官位につかず、濁流うずまく天下を口弁によって救済しようとおもい、人物の是非を論じて、汚濁のやからを激発し、清潔の士を賞揚して、まむしや青大将の首をつついたり、虎や狼のしっぽを踏んづけたために、わが身は無法な刑戮にあうし、禍難は友人まで巻きこんで、知識階層は全滅し、それにともない国家も滅亡するに至った(163頁〜)。

  • さとうしん

    『資治通鑑』の中から晋の智氏の滅亡、後漢末の党錮の禁、侯景の乱、安史の乱と、勢力・国家の滅亡や衰退に関係する四部分を講読する。各部分の典拠の問題に加え、随所でそれぞれの時代特有の語彙や語法の問題も指摘しており、『資治通鑑』の面白さとともにこれを読み通すことの難しさを伝える講読ともなっている。

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