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ISBN 10 : 462208676X
Content Description
沖縄が「基地の島」になったのは、日米両国の思惑によって「無憲法の島」に追いやられたからだ。その歴史と論理を、憲法と外交史の双方向から解き明かす。
目次 : 第1章 国籍を奪われた沖縄(日本国憲法上の「国民」とは?/ 日本の主権と沖縄/ 代表権・選挙権を奪われた沖縄)/ 第2章 講和条約第三条と安保条約―「犠牲の要石」としての沖縄(講和条約第三条の成立過程/ アメリカの太平洋安保構想/ ANZUS・米比・日米、そして「琉球」の米軍)/ 第3章 「三条失効」論(先例としての「奄美返還」/ 三条をめぐる国会論戦/ 国連加盟と岸訪米)/ 第4章 沖縄の法的地位と「植民地」問題(翻弄される沖縄/ 国連決議と三条の「死文」化/ 「政府統一見解」と沖縄返還)/ 終章 「閉塞状態」の打破に向けて(沖縄から問われる日本の近代/ 「共通敵」なき時代の沖縄)
【著者紹介】
古関彰一 : 1943年生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。獨協大学名誉教授、和光学園理事長。専攻、憲政史。著書『新憲法の誕生』(中央公論社1989、吉野作造賞受賞、中公文庫1995)他
豊下楢彦 : 1945年生まれ。京都大学法学部卒。元関西学院大学法学部教授。専攻、外交史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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