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警察官僚 0.2%未満のキャリアの生態 祥伝社新書

古野まほろ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396116538
ISBN 10 : 4396116535
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

日本の警察官の総数は約26.2万人。このうち、警察官僚(=キャリア)は0.2%未満にすぎない。たとえば、とある県警察本部では1、2人しかいない。あまりに少ないがゆえに、警察内部では「珍獣」と呼ばれるという。小説や映画、ドラマでは嫌味なエリートとして描かれることが多い彼ら・彼女らだが、本当にそうなのか。出世のためにはノンキャリアを犠牲にするのか。どんな特権があるのか。国民支配を企んでいるのか。制度や仕組みに隠れて見えにくい警察官僚の人となり、勤務環境から他省庁との縄張り争い、不祥事までを元警察キャリアの作家が解説する。

目次 : 第1章 誕生―“ヒト”から“警察キャリア”へ(採用プロセス/ 採用試験と採用面接 ほか)/ 第2章 生態(上)―血と労苦と涙と汗と(チャーチル演説1940/ 警察“官僚”としての御霊 ほか)/ 第3章 生態(下)―御下命如何にても果す可し(本来業務―“警察”官僚の御霊/ 本来業務の内容 ほか)/ 第4章 環境・私生活―隴西の李徴は博学才穎…(物理的勤務環境/ 人間関係 ほか)

【著者紹介】
古野まほろ : 東京大学法学部卒。警察庁旧1種(現・総合職)警察官として交番、警察署、警察本部、海外、警察庁等で勤務の後、警察大学校主任教授にて退官。複数の都府県と、交通部門以外の全部門を経験。主たる専門は、公安警察・地域警察・保安警察(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • シタン

    かつてこの人の新書はすべて読んでいたが、いつの間にか読まなくなっていた。お久しぶりです。貴重な平成警察官僚実録で、浮世離れした著者が独特の視点で書いているので異常な面白さ。霞が関での働き方は今まであまり読んだことがない気がするので新鮮だった。警大時代の話に強い親近感を覚えてしまうのはなぜだろう。人生における強烈な体験がその人の性質を決定してしまうというのはその通りかもしれない。僕の人格を形成しているのはやはりあの日々だったのかもしれない……。もうそこから自由になることはないのだ。 浮世離れっていいよね。

  • 紫の煙

    霞が関官僚の中でも、本のネタになりやすい警察キャリア。警察小説を読むと興味が湧いてくるのは、階級制度と地方警察勤務が原因かと思う。安泰に勤めてさえいれば、ほぼ全員が警視監になれるという。杉下右京がいつまでも警部なのは、あり得ない設定である。

  • 海燕

    「古野節」とでも呼びたくなる独特の文体、調子は健在。私などは読み始めると止まらず、他の本は全て後回しとなるが、合わない人には苦行となることだろう。著者自身が元警察官僚だから、元職・古巣についてありったけの知識と経験をフル動員して書き連ねているという感じ。町のお巡りさん、警察署などは実動部隊として日々の事件、事案に取り組んでいるが、その総元締たる警察庁は、紛れもなく中央省庁の一つであり、法令の改正や国会対応、都道府県警からの問合せ対応などが業務。終電で帰れないのが当然という激務。官僚志望者が減るのも道理。

  • ワンモアニードユー

    キャリアに特化してるからかな?最近の古野さん新書の中では興味深く読めました。おとぎの国の話のようですが。まあ、2年程度ではありますが、当方が務める民間企業でも同じような働き方をしたことはあります。ただ、あれを継続させるというのはなんとも凄い。

  • takao

    ☆結局、著者は東大卒か。

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