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取材・執筆・推敲 書く人の教科書

古賀史健

User Review :3.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478112748
ISBN 10 : 4478112746
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2021
Japan

Content Description

「この一冊だけでいい。」
100年後にも残る、「文章本の決定版」を作りました。(担当編集者:柿内芳文)

【著者紹介】
古賀史健 : ライター。1973年福岡県生まれ。九州産業大学芸術学部卒。メガネ店勤務、出版社勤務を経て1998年にライターとして独立。2014年、ビジネス書ライターの地位向上に大きく寄与したとして、「ビジネス書大賞・審査員特別賞」受賞。翌2015年、「書くこと」に特化したライターズ・カンパニー、株式会社バトンズを設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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『 取材・執筆・推敲 』シンプルな表紙と簡...

投稿日:2021/07/19 (月)

『 取材・執筆・推敲 』シンプルな表紙と簡潔な題名から要点をおさえた仕上がりなんだなと思えたり、全体を通じて、伝えようとする意思のかがやきを感じる。「文体は筆跡と似ている。」と展開しているところとか興味深い内容だった。「個性的であろうとせずとも、筆跡にはその人の個性があらわれる。自意識、美意識、根気、我の強さ、さまざまなものが、筆跡からは見てとれる。そしてどれだけていねいに、無色透明の字を書こうとしても、やはり文字にはその人が出る、年齢や書く回数を重ねるほど、その人だけの字風になっていく。」今の時代、手書きの文字でやりとりする機会は少なくなってはいるものの、読みながらうなずいてみたりする。「文章を書くときも同じだ。あなたの文章にはすでに自分だけの文体が宿っている。もしも見えないとすれば、文章の色が濁っているからだ。自分ではない色を取り払い、自分に嘘ををつかず、正確で透明な文章をめざしていこう。」文章を扱う専門の人がこれだけの決意や注意深さを持っていることを知れたりして、普段なにげなく読んで楽しむだけでなく、時には意識を高めて本や文と向き合うのもいいなぁと思えたり、厚みのある一冊です。

seigo-hk さん | 長崎県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひろき@巨人の肩

    まさにライターの教科書。ライターとは、取材した対象への「返事」をコンテンツ化する仕事。取材・執筆・推敲を繰り返しコンテンツを作り続ける。ライフワークとして「ライター」と名乗りたくなった。「読まれたくない文章を書かない」というポリシーのもと「ジャンルではなくスタイル」を確立するという意識で実践あるのみ。書くことに悩んだときに何度も手に取りたい。

  • よしたけ

    文章を書く、想いを伝える。人として基本かつ重要な力だが、本書はこれらの鍛錬に最適。まず「書く力」でなく「読む力/聞く力」を鍛える(インプットができない人間が伝えることなどできない)、「情報をジャッジする力」を身につける(TVをながら見しても何も得られない、想像力を働せえ読書をし要約を他人に伝える練習)、投げっぱなしの質問をしない(相手に任せきりで考えることを放棄した質問は失礼。質問はよく練られるべき)、推敲時は見た目を変える(縦書き原稿なら横書きにしてフォントも変えることで新鮮な気持ちで見直せる)等々。

  • Nobu A

    HONZ推薦本。21年刊行。古賀史健著書初読と思いきや、岸見一郎共著「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」を読んでいた。書き方指南書は数冊読んでいるが、本書は他書とは一線を画す。売上を意識し巧みに伝えるのを生業としているライター視点からの「書くこと」の本質に迫ったもの。「知的格闘」等と喩えられる書く作業。学者宛らのメタファー論は瞠目。桃太郎の漫画を使った構成論も秀逸。また「木工接着剤」等、随所に独特な比喩に練った跡。畢竟、各段階で全方位に意識を向ける必要がある。とても勉強になった。久々の良書。

  • ロクシェ

    最低5回は読み返すべき本にはじめて出逢えた。本書は文章ではなく「原稿」を「書き上げる」ための技術論や方法論が満載な『書く人の教科書』だ。ライターとは取材者でありコンテンツを作る人。何かを知ろうとすることはすべて取材。「情報の稀少性」「課題の鏡面性」「構造の頑強性」の3つを兼ね備えたとき、ただの文章がコンテンツに変わる。取材と執筆を経て書き終えた原稿は、推敲によって「書き上がる」。構造の頑強性を考えるための、桃太郎の絵を30枚→10枚に厳選するワークがわかりやすかった。何度も読み返したい、最高の教科書です。

  • 九曜紋

    税込3300円という価格、480ページという分厚さに購入を躊躇したが、読んでよかった。10年後、20年後、さらには100年後にも色褪せない「ライターの教科書」となるよう、3年の月日をかけた本書。著者の魂が込められている。「書くこと」を生業とする著者の覚悟、矜恃、使命感に裏打ちされた考察と、その成果の惜しみない開示に拍手を贈りたい。私のこれからのささやかな文章作成活動にも活かしていきたい。

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