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幽霊の脳科学 ハヤカワ新書

古谷博和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784153400467
ISBN 10 : 4153400467
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan

Content Description

「タクシーに乗ってくる髪の長い女」は高速道路催眠現象、「神隠し」はてんかんによる記憶障害? 幽霊が夏の夜によく出る理由とは? 脳神経内科医として数々の不可思議な幻覚症状を長年診察してきた著者が、その診断基準を用いて古今東西の怪談を解き明かす

【著者紹介】
古谷博和 : 1956年生まれ。脳神経内科医。鹿児島大学医学部卒業。医学博士(九州大学)。2013年、高知大学医学部に神経内科学講座を立ち上げ初代教授を務める。2022年に定年退官し、福岡県にある古賀病院21脳神経内科に勤務。主な研究テーマはパーキンソン病など神経・筋疾患の診療、筋ジストロフィーなど難治性神経・筋疾患の病態解明、治療法の開発(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    かつて合宿のときに朝ごはんを炊き忘れた当番がいた。理由を聞いてみると、炊飯器のスイッチは押したという。ところがそれが夢だったのである。もちろんすべての怪異が夢だとか脳で起こる現象だとまでは、この本で主張されていない。そこまで言ってしまうと、かえって非科学的なのである。とはいえ、ここまで解明できるようになったとは、科学の進歩には目を瞠るものがある。なせ幽霊の話は真夏に多いのかにも理由があった。単純に、怖がらせて涼しくなるためではなかったので驚く。椎名誠さんの例は『旅先のオバケ』だったか? 記憶があいまい。

  • sin

    「天と地のあいだには、学問などの思いもよらぬことがある」人知の及ばぬものを引き合いに出して怪異を納得させようとする枕詞のようなものだが、この本に拠ると幽霊は現れる。幽霊の正体見たり枯尾花と言われてきたが、その様なレベルではなく実際に視えるのだ。今野圓輔『日本怪談集 幽霊篇』等の実話怪談を「症例」として幽霊を視た体験を分析し、実際に診断された病状に照らし合わせて脳科学で解明しつつある症状に当て嵌めていく⋯その存在は不確定でも、脳の状態で幽霊を認識する幻視は存在する。つまりは「視える人には視える」のである。

  • こばまり

    帯に書かれたお名前を見ただけで即買い。おやこれは私の思春期の愛読書、中村希明先生の『怪談の科学』のアップデート版じゃなかろうか。と思ったら本文中にも引用されている。科学的に説明が付いたとてそこには別の、脳のワンダーが広がるのでロマンは決して減らない。

  • kei-zu

    幽霊はなぜ出るのかを脳科学から分析する試み。金縛りが半覚醒に起因する旨の説明は以前にも聞いたことがあるけど、実用化されたばかりの交通手段に携わるストレスが幽霊を見る原因になるとの指摘は興味深い。その理屈では、宇宙船が実用化されたら、やはり幽霊は現れるだろうとのこと。夏に幽霊が付き物なのは、短い夜に蚊帳を吊るした寝苦しさが原因にあろうと。なるほどねぇ。

  • 竜王五代の人

    脳科学に即して、よくある怪奇現象が、やはりよくある脳の異常や病気に対応していることを平易に語る本。スタンスとしては、賢しらに怪奇現象を否定するのではなく、怪奇現象を通じてさらに脳の理解をすすめていこう、とするもの。ホモサピエンスは社会的な脳になったから、その故障として怪奇現象を見るようになったというのが興味深い。

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