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絶版本

古田徹也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784760154807
ISBN 10 : 4760154809
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

語りたくても語る場がなかった「あの一冊」について、24名が思う存分に語ってみた。

目次 : 柏書房編集部―いまこそ語りたい、あの一冊/ 古田徹也―なんのメッセージもない言葉/ 伊藤亜紗―わたしの思考のエンジン/ 藤原辰史―ナチスの聖典は絶版にすべきか/ 佐藤卓己―よみがえる名著/ 荒井裕樹―「絶版」になれない本たちへ/ 小川さやか―人間性なるものへの問い/ 隠岐さや香―「忘却されつつある歴史」に属する本/ 原武史―日記だから書けること/ 西田亮介―知の散逸を防げるか〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    24名の錚々たる執筆者による絶版本へのオマージュ。大切な本への思いが滲み出た味わい深い文章ばかりで、心に染みる。吉岡実/冥王まさ子/丸山静/坪井洋文さんなどの名前を目にして、こんないい人の本が絶版だったんだと複雑な気持ちにもなる。絶版とは、出版社の「この本はもう作りません」という宣言だが、権利を放棄しないために、よく「品切重版未定」と詐称される。古書の流通がネット化し、書籍の電子化が進むことにより、今後、絶版は死語になるのだろうか。ならば、「絶版本」への愛惜に満ちたこんな素敵な本も、今が最後かもしれない。

  • KAZOO

    絶版本に関する本で、最初に絶版本の定義などが示されています。主に絶版本が多い専門書などを読んでいる先生方にどのような本が絶版になっているかをアンケートで依頼されたようです。やはり私はほとんど手にしたことのないような本ばかりでした。この中では「読書猿」さんが利用されている「国立国会図書館のデジタル化史料の個人送信」というのが参考になり私も利用してみたくなりました。

  • はっせー

    ないものからなにか想像する人が好きな人におすすめの本になっている!この本は24名が各々が持っている絶版本について語るものになっている。なんと言っても24名の方が豪華である!伊藤亜紗さんや鷲田清一さんなどどの人を見てもその道を研究している識者になっている。絶版本を語るということは消えかけてしまっている文化や言葉について語ることを意味する。新しい考え方とは0の部分から探すのではなくもともとあるもう考えつくされてしまった所にある可能性がある。そんなことを感じる作品であった!

  • コットン

    24人による絶版本の紹介本。その中でも『プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る』の紹介が面白い。「パッと開いて楽しい本で全体が分厚いスクラップブックのような作りで、テキストの横に写真が並んでいたり、手書きの図面が載っていたり。背表紙を持って逆さにしたら、ページの間から剥がれた資料がパラパラとおちてきそうな風情である」と言うのだから!!。

  • びわこっこ

    石巻一箱古本市で入手した本。東日本大震災後、東京の出版社、編集者が一箱送り隊を作って被災地に本をと始まった「石巻まちの本棚」 ここで開かれる一箱古本市の運営には、編集者たちが多い。そんな編集者や大学教授が絶版になった1冊の本を語り尽くした。自然科学の研究者は最新の情報こそ価値があるものとされ、古い本、ましてや絶版本は参照することはない。だが、時代遅れの古い本は役に立たないのだろうか? 温故知新で、古いものを基に新しい発見はできないのか? 昔のアルバムを見るように絶版本の紹介、思いを読んだ。

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