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量子もつれとは何か 「不確定性原理」と複数の量子を扱う量子力学

古澤明

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062577151
ISBN 10 : 4062577151
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アインシュタインを悩ませた「量子もつれ」の正体とはなんだったのか。本書では、不確定性原理と波の重ね合わせから導き出される量子もつれを駆使して、まったく新しい量子力学の考え方を提示する。

【著者紹介】
古沢明 : 1961年埼玉県生まれ。1986年東京大学大学院工学系研究科物理工学専攻修士課程修了。(株)ニコン開発本部研究所(東京都品川区)、同筑波研究所(茨城県つくば市)、東京大学工学部物理工学科助教授を経て、2007年より、東京大学工学部物理工学科・大学院工学系研究科物理工学専攻教授。工学博士。1996年から2年間、カリフォルニア工科大学客員研究員。1998年に成功した決定論的量子テレポーテーションの実験は、Science誌が選ぶ1998年の10大成果に選出された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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一般向けの科学書としてとても定評がある、...

投稿日:2021/02/22 (月)

一般向けの科学書としてとても定評がある、講談社ブルーバックスシリーズの一冊です。ただ、ブルーバックスの中ではけっこう難解な書籍に入ると思います。それでも量子もつれの入門書としてはわかりやすいようになっていると思います。

Ein さん | 東京都 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しろくまZ

    光量子コンピューターの研究開発で著名な古澤明教授の著書。量子テレポーテーションについての分かりやすい解説を求めて読み始めたが、AMやFMなどラジオを例に挙げて説明がされており、ラジオについて予備知識の無い身としてはかえって分かりにくかった。単一光子を用いた説明の方がまだ分かりやすい気がする。最後の章で、量子エラーコレクションが紹介程度に説明されているが、これについても最近素粒子物理学との関連も指摘されているらしく、興味をもって勉強したい。

  • 中年サラリーマン

    複数の量子の不確定性原理を考慮したふるまいは?というお題で一冊書ききっている。途中、「数式でしか説明不可能」という文のあと迷いもなく数式が出てくるので一般の人にはお勧めできないかな。物理好き、あるいは物理学徒でなんの研究しようかなと迷っている人には参考に読んでみてほしい、そんな書籍。ただ、内容は理解できれば間違いなくスリリングで面白いです。

  • いりあ

    物理学者 古澤明氏による「量子テレポーテーション」に続く量子力学の解説書。本書では量子力学を基礎とした量子光学を用いて「量子もつれ」を説明をしていることが特色です。全部は分からないですが、いくつか腑に落ちるところがあったので収穫かな。やはり内容が高度なため、ある程度物理的な知識が必要だと思います。また数式アレルギーの人向けに図を多用しているのですが、ページの関係で説明文と離れてしまっているため、ちょっと読みにくいのが残念。前著の後半に書かれていた光を用いた実験に興味をひかれた人は必読かも。

  • yori

    ★★★☆☆ 読み始めから、ちょっと読み辛い気がしたが、、、どんどん置いて行かれた。。。結局量子もつれとは一体なんなのか分からずー、、、

  • わえ

    量子力学の先端的研究(当時)について学ぼうと思い読む。量子テレポーテーションがラジオや電気回路と同様の原理であることを知る(ただ量子テレポーテーションの場合、ラジオ波より光の周波数が高く、弱い光だと光の量子性が無視できなくなる特徴がある)。AM信号とFM信号、それらの不確定性原理について知る。/光パラメトリック過程はスクイーズド光を生成するためのもの。そこからハーフビームスプリッターを使ってEPRペアを作ってエンタングルさせる。/量子エラーコレクションでは通常のエラーコレクションの考え方が踏襲されている。

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