Product Details
ISBN 10 : 4121101022
Content Description
「先生、そんなの嘘だっぺ!」。天照大神の孫が高天原から降臨し、その孫である神武天皇がヤマトに東征、橿原宮で天皇の位に就く―。『古事記』『日本書紀』に記されたこれらの神話が歴史的事実ではないことは、戦前の普通の人々にとっても当たり前のことであった。一方で、民主化や経済振興の手段ともなった巨大な「建前」は、やがて戦時下の国民を大きな混乱に巻き込んでいく。『昭和天皇』の著者による天皇と日本社会の近代史。
目次 : プロローグ 史実と虚偽の境界/ 第1講 神話が事実となるまで/ 第2講 「事実」化の波紋―国際協調の時代/ 第3講 建国祭と万国博覧会/ 第4講 「事実」化の矛盾―満洲事変の影響/ 第5講 「紀元は二千六百年」―戦時下の建国神話/ 第6講 「事実」化の破綻―敗戦とその後/ エピローグ 「建国神話の社会史」の旅を終えて
【著者紹介】
古川隆久 : 1962年東京生まれ。東京大学文学部国史学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科国史学専攻博士課程修了。博士(文学)。広島大学専任講師、横浜市立大学助教授等を経て、日本大学文理学部教授。専攻は日本近現代史。著書に『昭和天皇』(サントリー学芸賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
投稿日:2021/04/25 (日)
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
樋口佳之
読了日:2020/04/28
さとうしん
読了日:2020/01/30
ロア
読了日:2020/11/16
パトラッシュ
読了日:2020/07/05
筑紫の國造
読了日:2020/02/13
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .