Books

「昭和天皇拝謁記」を読む 象徴天皇制への道

古川隆久

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616492
ISBN 10 : 4000616498
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

天皇・側近たちの貴重な肉声が残された現代史の第一級史料、「昭和天皇拝謁記」。翻刻にあたった著者陣がその読みどころをわかりやすく解説する。象徴天皇制を始動させるにあたり、天皇は何を考え、宮内庁はじめ周囲はどう動いたのか。最良の「拝謁記」副読本にして、現代の、そしてこれからの天皇制を考えるための必携本。

【著者紹介】
古川〓久 : 1962年生。日本大学文理学部教授

茶谷誠一 : 1971年生。志學館大学人間関係学部教授

冨永望著 : 1974年生。公益財団法人政治経済研究所研究員

瀬畑源 : 1976年生。龍谷大学法学部准教授

河西秀哉 : 1977年生。名古屋大学大学院人文学研究科准教授

舟橋正真 : 1982年生。淑徳大学人文学部兼任講師

吉見直人 : 1965年生。ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • CTC

    24年8月岩波書店刊。初代宮内庁長官田島道治による、49年2月から53年12月までの昭和天皇との“対話記録”である『昭和天皇拝謁記』は全7刊、23年5月までに同社刊。この編集委員だった古川隆久ら7名自身による解説書が本書。巻頭で古川先生が語っているが、7人の“田島観”は共通すれど、“天皇観”はまちまちだという。田島家の協力なくしては『〜拝謁記』も本書もなかったわけで、ご遺族2人が毎回編集会議(『〜拝謁記』のほう)に加わった旨が本書あとがき(茶谷誠一)に記されている。それら種明かしも本来本書の役割なのだ。

  • フンフン

    初代宮内庁長官・田島道治の拝謁記を読み解くと言うのだが、読み解く側が教養レベルとして昭和天皇や田島よりはるかに低いのだからとんちんかんなことを書き散らしている。将棋の名人戦をアマチュア初段が解説しているような解説書。原文を読むべきなのだろうがヒマがない。原文の引用から天皇と田島の高度な考えを読み解くしかない。

  • つまみ食い

    戦後、宮内庁長官となった田島道治の遺した資料をもとに昭和天皇とその周辺の様子を分析している。戦後の象徴天皇制への移行と維持を模索する天皇の苦悩や、戦争責任についての認識がうかがえ、GHQや戦後の政治家、皇族たちへの時には愚痴めいた感想も見える。ある意味すぐれて「人間宣言」的な一冊。

  • 中将(予備役)

    編集委員たちによる昭和天皇拝謁記の解説。田島が遺した記録は秘事の盗み見のようで気が引けるところもあるが、昭和天皇の「◯◯だねー」のような口調に本音が表れていて、記録のダイジェストにもかかわらず臨場感があった。田島の「改革」には入江相政も日記で批判的に書いているようだ。

  • やご

    『昭和天皇拝謁記』は、初代宮内庁長官田島道治が1949年から1953年にかけて昭和天皇に面会した際の対話を、田島自身が記録したものです。公的な場面以外での昭和天皇の発言が詳細に残されており、2019年に公表された際には大きな反響を呼びました。本書は『昭和天皇拝謁記』公刊にあたって編集者を務めた6人の研究者と『昭和天皇拝謁記』を発掘したフリージャーナリスト1名による、全7巻という大部の読みどころ・ポイント解説、というものです。(続く)→ https://gok.0j0.jp/nissi/1573.htm

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items