Product Details
ISBN 10 : 481400589X
Content Description
性的マイノリティやフェミニズムというテーマについて、近年かつてないほど急速に社会的な関心が高まりつつある。その一方で、ポスト構造主義フェミニズムの台頭によって、社会的な性別であるジェンダーのみならず、生物学的な事実としてのセックスもまた社会的構築物でしかないという見方が出現している。本書はこれらの見解を批判的に考察し、その問題点を明らかにすることによって、セックス/ジェンダーの概念的枠組みを刷新することを目指す。
目次 : 序章 はじめに/ 第1章 「セックスもまたジェンダーである」のか?―ポスト構造主義フェミニズムにおけるジェンダー概念再考に向けて/ 第2章 「セックス」はフィクションか?―J・バトラーとフランス唯物論フェミニズム/ 第3章 性別二元論批判を問いなおす―性別二元論批判は何を見落としてきたのか/ 第4章 「社会的につくられた性差」とは何の謂いか―セックス/ジェンダーの区分を擁護する/ 第5章 バトラーはボーヴォワールをいかに誤読したか―「規範としてのジェンダー」と「自由としてのジェンダー」/ 第6章 「ジェンダーの複数化」か、「ジェンダーのない社会」か―J・バトラーとフランス唯物論フェミニズム/ 終章 ジェンダー/セクシュアリティ研究の枠組みを再構築する
【著者紹介】
古川直子 : 長崎総合科学大学共通教育部門講師。京都大学大学院文学研究科博士課程研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。専門はジェンダー/セクシュアリティ理論、S・フロイト研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Bevel
読了日:2025/12/01
Dwight
読了日:2025/08/24
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