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風の向こうへ駆け抜けろ 3 灼熱のメイダン

古内一絵

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093867474
ISBN 10 : 409386747X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人気シリーズ最終章!戦いの舞台は世界へ!

女性ジョッキーとして、かねてからの大きな願いを叶えた芦原瑞穂。
それは、夢だった中央競馬の最高格付けG1レース・チャンピオンズカップを制したこと。宿願を果たした瑞穂だったが、馬を、居場所を、厩舎を護るため、勝利に浸っている時間はなかった。日々はめまぐるしく過ぎ、次の大きな挑戦が目前に迫ってくる。それは、「ドバイワールドカップ」。メイダン競馬場で熱狂の中行われるレースから、昨年チャンピオンズカップを勝った名馬フィッシュアイズが招待されたのだ。「次世代を担う人になれ」・・・・・・。かつて瑞穂が、調教師の光司に言われた言葉。その言葉を胸に、渾身の熱意を込めていざレースに挑む瑞穂を始め、馬主や調教師、牧場主や厩務員などのスタッフたち。ライバルでもあり、同志でもある日本からの参戦者たち。そして、日本からそれぞれの想いを込めてレースを見守る人々。
多くの人の熱い心をのせて、華々しく火蓋を切ったレースの結果は。
そしてフィッシュアイズはレース後にどのような運命を歩むことになるのか。
一丸となった愛すべき緑川厩舎の面々の挑戦は、まだまだ続く。
己との闘いは、どこまでもどこまでも。


【編集担当からのおすすめ情報】
ドラマ化(主演:平手友梨奈)もされた大人気小説『風の向こうへ駆け抜けろ』の刊行から約11年。愛すべき緑川厩舎のメンバーたちは、今でも日々挑戦を続けています。皆、それぞれに悩みながら、苦しみながら、それでも前を向いて成長を続けています。そんな大人気シリーズも、今回が最終章。締めくくりの戦いの舞台は、華やかなドバイ。古内さんが実際にドバイまで渡り、すみずみまで取材したリアリティが小説のあちこちに生きています。
このドバイワールドカップへの挑戦は、オリジナルとなる第一弾が発表された頃から著者・古内一絵さんの構想にありました。「私の中では、この作品は三部作なんです」と熱く語っていた日から12年近い月日が経ったことになります。瑞穂と共に、古内さんの思いも叶いました。
そして、今回、注目していただきたいのがこの作品の帯コメントです。著者・古内さんのたっての希望で、北上次郎さんのかつての言葉を引用させていただきました。2014年にこの小説が刊行された際、『本の雑誌』2月号にて、北上次郎さんが『風の向こうへ駆け抜けろ』を大絶賛してくださったのです。「この小説を北上次郎さんに読んでいただき、書評をいただくのが私の夢でした」ととても喜ばれていたことを今も鮮やかに覚えています。瑞穂と共に叶った夢・パート2でした。
第一弾が刊行された頃から11年も経ち、世の中も競馬事情もだいぶ変わりました。現在では、多くの女性騎手が中央でも地方でも活躍されています。瑞穂が挑戦を続けるように、より多くの女性騎手が活躍することを楽しみにしています。そして、この作品がより多くの方々の心を励まして、明日への活力となりますように。

【著者紹介】
古内一絵 : 東京都生まれ。『銀色のマーメイド』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し2011年デビュー。’17年『フラダン』が第63回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選出、第6回JBBY賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー

    シリーズ第3弾は、予想していたドバイ挑戦が描かれていて「やっぱりね!」という想いで読み始めた。前作読了からは8年の間が空いたので「覚えているかな?」と心配していたが、直ぐに登場人物たちのキャラや関係性が蘇った…1作目の感想に書いたが、定型の人物描写が良い方向に役立ったと思う。知識が殆どないドバイが丁寧に描かれていて興味深かったし、アメリカの競馬場へ行った昔々の興奮を思い出させてくれた。シリーズ通して良い意味での予定調和が心地好かったしレースシーンも楽しめた。綺麗に完結したが数年後の番外編を書いて欲しい🎵

  • はにこ

    いよいよ来月にあるドバイワールドカップ。それに向けて気分かめっちゃ上がった。フィッシュアイが目指すドバイワールドカップ。女性ジョッキーが牝馬と挑戦する!皆、成長してるね。何より誠の成長が著しい。毒親な母親がちょっとだけマシになって良かったよ。ドバイには行ったこと無いけど、現地の熱量がこれでもかって程伝わった。ドバイでは馬券発売は無い。だけど、これだけ皆が熱狂する。立派なスポーツなのよ。いつか、フィッシュの子供を乗る話が読めたら嬉しいな。

  • のぶ

    本作でシリーズの完結だそうですが、前2作同様に爽やかな作品だった。今回女性ジョッキー芦原瑞穂が挑むのは、ドバイワールドカップ。地方競馬から中央のG1レースを制したフィッシュアイズのもとに招待状が届いての参戦となった。気難しい馬だが多くの人に支えられて、活躍の場を与えられたその結果は?ドバイの雰囲気も良く伝わってきて、臨場感満点でレースを楽しむ事ができた。フィッシュアイズの引退後の生活にも満足できて良かった。競馬の小説で自分が読んだ、馳星周さんや河ア秋子さんの作品同様にお気に入りのシリーズです。

  • ゆみねこ

    面白かった。G1レースを制したフィッシュアイズと芦原瑞穂がドバイのワールドカップに挑戦する。競走馬の海外移送の困難さや検疫の難しさを乗り越え、我らがフィッシュアイズは走る。これでシリーズ完結とのこと、またいつかフィッシュローズと瑞穂の物語を読んでみたい。

  • Ikutan

    競走馬の世界を描いたシリーズ三作目、最終章。厳しい世界で頑張る女性ジョッキの瑞穂と弱小の緑川厩舎で愛情を注がれたことで、虐待の傷から立ち直った相棒のフィッシュアイズ。念願の中央競馬でGI競走を制した彼女たちが、今回は、世界的なGI競走であるドバイワールドカップに挑む。丁寧な取材で伝わってくるドバイの様子はリアリティ満点。馬主、調教師、厩務員。彼らが一丸となって挑む戦いは、手に汗握る展開で、思わず力が入った。熱いドラマをありがとう。いつか、個性豊かな競走馬全てが、引退後、穏やかに過ごせる日々が来ますように。

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