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キネマトグラフィカ

古内一絵

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488027858
ISBN 10 : 4488027857
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

映画がフィルムだったころ、老舗映画会社に勤めた同期六人。働く事情も夢も、六人六様。けれど自分の信じた道を必死に進んでいた。あのころ、思い描いていた自分になれているだろうか?―二十年間、映画の変遷を目撃してきた著者が贈る、働く人すべての心を熱くする、渾身の傑作!!

【著者紹介】
古内一絵 : 1966年東京都生まれ。日本大学卒。映画会社勤務ののち、2010年『快晴フライング』で第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、11年に同作でデビュー。2017年『フラダン』で第6回JBBY賞(文学作品部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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同じような年代を生きてきたはずですが……...

投稿日:2021/04/10 (土)

同じような年代を生きてきたはずですが……。都会と田舎との違いでしょうか、なんとなく違和感を感じる場面もありました。まあ、ほどほどには面白かったのですが。無駄遣いが多い自分としては、鶴巻の”ええ買い物したなあ”が、強く印象に残りました。

xyz2005 さん | 愛知県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんたろー

    映画会社に同期入社した男女6人の過去と現在を描いた話…好きな古内さんの好物の群像劇が読めると楽しみにしていたが、チョッと肩透かしだったのが正直な感想。それは、主役男性3人の心情が描き切れていないから…主役女性3人は共感できたし(特に麗羅と咲子は素晴らしい!)脇役も女性課長、経理の女性、スナックのママまで「上手いなぁ」と思えただけに男性たちが上手く機能していないのが残念。フィルムのリレーで各人に繋いでゆく構成は良いが、咲子だけを主役にするか、女性3人を主役として男は脇役にした方が気持ちが乗ったかも知れない。

  • ウッディ

    バブル期に映画会社に就職した6人の同期が群馬の古い映画館「桂田オリオン」に集まる。そこは、かつて一本の映画フィルムを各地の映画館で上映するため全国リレーしたスタート地点だった。性格も背景も映画についての知識や思い入れも違う6人の視点から語られる構成は、中学駅伝を描いた瀬尾まいこさんの「あと少し、もう少し」に似ていると思った。周囲からの印象とは違う本人の葛藤や悩み、そして今に至るまでのそれぞれの人生。携帯電話もなく、デジタル化が進んでいなかった当時の様子は、映画館で名作を観たようなノスタルジーを感じました。

  • ナイスネイチャ

    図書館本。これは面白い。映画配給会社に同期入社した6人が数十年ぶりに再会して懐かしむ連作短編集。ケヌキリレーなるフィルム運搬作業から連なるそれぞれの葛藤や思いが重なり、当時のアナログ時代映画の楽しさが溢れてました。

  • モルク

    平成元年に老舗映画会社に入社した同期の男女6人。映画がまだフィルムだった頃、ポケベルを持たされ公衆電話を必死に探し早打ちをする高校生の列に並び会社に連絡をするサラリーマンたち、あったあったそんなこと。帰国子女でバリバリの麗羅と仕事にそしてまわりとのギャップに悩む咲子に共感が持てた。男女雇用均等法が声高に叫ばれ女性も総合職につくが、まわりの目はやはり女性に対して厳しい。営業でも接待要員だったり、そして女性の敵は女性であることも。古内さんはかつて映画会社に勤めていたそうなので営業の実態がわかりやすかった。

  • tetsubun1000mg

    この本の事を知らずに最新刊の「二十一時の渋谷で」を読んで大変面白かったので選びました。 順番は逆でしたが期待どおり一気読み。 映画会社勤務の古市さんならではのストーリー。 90年代のバブル末期の日本と、斜陽となった映画産業の実態と働く人たちがイキイキと描かれている。 キネマトグラフィカと続編はセットで構想して書かれたのでしょうね。 同期入社のメンバー目線で書かれているが、咲子が作者の経験を活かしているのではと感じました。 読む順序に関係なくそれぞれ大変気に入りました。 直木賞ノミネートも近いかもしれない?

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