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江戸・明治のロゴ図鑑

友利昴

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867930472
ISBN 10 : 4867930474
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
友利昴 ,  

Content Description

明治17年(1884年)に我が国に商標登録制度が誕生してから140年。その最初期の登録商標を紐解くと、我が国の伝統産業である売薬や醤油、清酒などに使われた、家紋調、暖簾印、浮世絵風の、江戸情緒を感じさせる図案があふれている。やがて、それらは近代欧米風の明るさと融合し、一種独特の雰囲気に変貌していく。なかには今日おなじみの企業や商品のロゴマークの原形となるもの、現在に至るまでほとんど図柄を変えずに承継されているものも見られる。5万件以上にのぼる江戸・明治時代の商標から、デザイン性に優れたもの、歴史的な逸話のあるもの、当時の産業を象徴するものを厳選。各商標の誕生秘話や産業動向、歴史など、関連するエピソードも添える。

目次 : 第1章 すべては指をケガした少年から始まった!江戸時代のロゴ―太田胃散、エスエス製薬、住友グループ、三越/ 第2章 醤油、清酒…現代に続く江戸の主要産業のロゴに逸話アリ―キッコーマン、ミツカン、大関、菊正宗酒造/ 第3章 主役は官から民へ!軽工業から芽吹いた近代産業のロゴ―サッポロビール、花王、日本ルツボ、千住製絨所/ 第4章 和魂洋才!和風ロゴをまとった舶来品が日本を豊かにした―キリンビール、ライオン、アース製薬、三ツ矢サイダー/ 第5章 ハイカラの中で生まれた日本の発明 ロゴは百花繚乱の時代へ―任天堂、森永製菓、味の素、亀の子たわし

【著者紹介】
友利昴 : 作家。慶應義塾大学環境情報学部卒業。企業で法務・知財実務に長く携わる傍ら、著述・講演活動を行う。一級知的財産管理技能士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ALATA

    「丸くなるな、星になれ」最近お気に入りのキャッチコピー、ここにも伝統のロゴマークが。商標の役割はその印が持つ意味が一目でわかることだ。日本の商標登録制度は明治十七年からとはすごいですね。老舗の企業イメージとして役割、の商品の良さが末永く伝わることは重要だ。興味深いのは井桁マークを使った老舗が多いこと。井戸の口の縁を図案化、これは水の源、金運の象徴として三井、住友などに使われている、納得★4※伝統産業である酒類、醬油、薬、製糸などのロゴが脈々と受け継がれ、軽工業が日本を築き上げたんだな。

  • さっちも

    ロゴマークを作っているのだけれど、江戸や明治のロゴマークの資料集が欲しくて購入。明治以降に商標登録されたロゴを膨大に網羅して、その変遷やロゴの周辺を掘り下げている。今の世間体や体裁を取り繕ったシュッとしたものより人間味があって、素朴で分かりやすくて好感がもてるからだ。また、どうにかツメアトを残そうと奇をてらったものが多くて飽きさせない。太田胃酸は商標登録13号と古いのだけれど。初期のロゴは笑った顔の男の首から下が胃、小腸、大腸剥き出しの図になっている。当時としては薄気味悪くて印象に残って「人体図の太田胃酸

  • ひねもすのたり

    トレードマーク(ロゴ)の使用は明治以降だと思っていましたが、江戸時代には一般化されていたようです。1884(明治17)年に商標登録制度がスタート。江戸時代から使用されていたものが登録されました。第一号は膏薬「養命膏」他には現在でも使用されている醸造業が多く見られますが、薬品のロゴが目を引きます。奇抜な薬名を広告戦略としていたK林製薬は正統派だったのかもしれませんね。三菱マークの三菱鉛筆は財閥系だから高級品だと子供のころから思っていましたが、両社は何の関係もないそうです。思い込んだまま死ぬところでした。★4

  • とろりんとう

    2024/11/16日経新聞書評本。明治17年に日本に商標登録制度が誕生し、5万件以上にのぼる江戸・明治時代の商標からデザインの逸話、商標の由来やエピソードを紹介。。現在でも残る企業もあり、ロゴマークも原型が残る。現在のロゴマークは簡易なものが多いが、昔は写実的なものが多かった。三菱鉛筆の話も興味深く、無くなってしまった企業、商標や事業等を他社に譲渡した企業、細々と経営している企業、安定した中堅会社になっている企業、上場会社として大きく発展した企業と様々。企業の栄枯盛衰も面白い。

  • siomin

    知財関係に詳しい著者が、明治期に登録された商標を中心に当時の会社や世相を紹介した一冊。今にもつながる名門企業から、すぐに消え去ったり、当時とは違う分野で発展した企業もあったりと、企業史を眺めると面白いものです。明治の商標は結構リアルだったりグロテスクだったりしていて、いまのカワいいタッチがあまり見られないのが面白い。任天堂がナポレオン、森下仁丹がビスマルクを模しているのも、当時の西欧化を受けているのでしょうか。個人的には、剣菱のロゴは企業の廃業を受けて何度も別会社に移行したというのは驚き。

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