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宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年

原雄一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062210249
ISBN 10 : 406221024X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
原雄一 ,  

Content Description

1995年3月30日午前8時31分。國松孝次・警察庁長官が狙撃された。執念の捜査の末にたどりついたのは、稀代のテロリスト中村泰だった。緻密な捜査ノートをもとに綴った、渾身のノンフィクション。真相に肉薄した捜査はなぜ封印されたのか?

目次 : 第1章 警察vs.オウム/ 第2章 急浮上した老鎗客/ 第3章 タイム・リミット/ 第4章 包囲網/ 第5章 ガン・ショー/ 第6章 自供/ 第7章 刑事と公安/ 第8章 最後の告白

【著者紹介】
原雄一 : 東京都出身。中央大学法学部卒業後、民間企業勤務を経て、1980年警視庁警察官を拝命。機動捜査隊主任・班長、捜査第一課主任・係長・管理官・理事官を歴任し、その間、殺人事件を始め数々の凶悪事件、重要未解決事件の捜査に従事。築地署副署長、滝野川署長、第九方面本部副部長を務め2016年勇退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とくけんちょ

    再読。再読することによって、タイトル、宿命の意味を感じることができた。組織に生きる人間として、ブレーキを踏みながら、アクセルを踏めという指示を聞くことができるか。そんなものは関係ない、正義のために突き進めと思うのが人間。立場立場で苦悩がある。それを宿命とした。わかってくれとは言わないが、うまくは言えないが、私には伝わった。

  • matsu04

    圧倒的なリアリティ、身震いするほどの迫力。警察庁長官狙撃事件の真犯人とされるこの人物についてはこれまで色々な形で報じられてきたが、間違いなく本書が決定版であろう。長年にわたり自身が携わってきた膨大な捜査資料をこのように公開してよいものか、心配になってくるほどだ。それにしても「歴代の錚々たる幹部がオウム真理教の犯行と見て捜査を進めてきたのだから、最後までオウム真理教の犯行と見て捜査を尽くさなければならない宿命≠ェある」とは…、うーむ。警視庁とは、大組織とはいったい何なのであろうか。

  • imagine

    NHKの『未解決事件』が面白かったので。まず著者の文章が上手い!捜査にあたった警部自らによるものだが、実務手腕も敏腕だった上に中央大法学部卒なら当然か。事実関係がわかりやすく、オウム、刑事部、公安部、そして中村泰という人物が抱える、それぞれの思惑が交錯してゆく様には惹き込まれる。意味深なタイトルをはじめ、この本が刊行された真相に迫ってゆく章立て、警察組織図、現場見取図などが盛り込まれた構成も見事。日本犯罪史上、稀に見る不条理な幕引きは、今後どのような影響力を持つのか、とても気になる。

  • とくけんちょ

    これこそが、警察庁長官狙撃事件の決定版。この捜査をめぐっては未遂で終わったからこそ、なんだか丸く収まった感じになっているものの、組織自体が自壊する大きな危険性を孕んだ印象操作だ。未遂である、被害者が警察のトップでつまりは身内である、当時、これ以上ない大きなオウムという悪があり、なし崩し的に記者会見でオウムの仕業にしている、だから、何だ。一言言えば、ただたんに見立てを誤り、事件捜査に失敗した結果だろう。この本は、事件捜査の渦中にいた捜査員の幻の捜査報告書である。

  • pohcho

    1995年に起こった警察庁長官狙撃事件についてのノンフィクション。オウム真理教による組織的犯行ということで捜査が進められ、教団関係者が逮捕されたりなどしが、結局は迷宮入り。しかし、実のところは・・・という内容。これだけの時間をかけて捜査をして、犯人がわかっているのに明らかにできないという現実にとても驚いた。そして、それを「宿命」として受け入れる人々の姿に、日本の警察の歪んだ実態を見た気がする。真の実行犯の人生も興味深かった。

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