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ISBN 10 : 4874408338
Content Description
今日われわれが置かれている世界を「現代」という一つの枠組みととらえ、その枠組みを相対化することを試みている。その際の手がかりをつかむきっかけとして、中世ヨーロッパ社会を対象としている。今回は、中世ヨーロッパにおける時空間把握の問題を、旅と巡礼を中心とする「移動」の観点からみた。
目次 : 中世ヨーロッパの旅―騎士と巡礼(山代宏道)/ 旅と巡礼の表象―フランス中世文学にみる(原野昇)/ 中世ドイツ文学にみる旅―騎士官廷叙事詩と“冒険”(四反田想)/ 『カンタベリー物語』にみる旅―構造と意味(中尾佳行)/ チョーサーとマンデヴィルの旅―中世の旅と楽しみ(地村彰之)/ 中世の“旅する人”―天のエルサレムと地のエルサレム(水田英実)
【著者紹介】
原野昇 : 1943年生。広島大学大学院文学研究科博士課程中退、パリ大学文学博士(DL)。広島大学大学院文学研究科教授
水田英実 : 1946年生。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
山代宏道 : 1946年生。広島大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授
中尾佳行 : 1950年生。広島大学大学院文学研究科博士課程後期単位取得退学、文学修士。広島大学大学院教育学研究科教授
地村彰之 : 1952年生。広島大学大学院文学研究科博士課程後期中退、博士(文学)。広島大学大学院文学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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