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官賊と幕臣たち 列強の日本侵略を防いだ徳川テクノクラート 完全増補版 講談社文庫

原田伊織

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062938624
ISBN 10 : 4062938626
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan

Content Description

裏では大英帝国と通じ、天皇を徹底的に政治利用して攘夷を主張する薩長のテロが吹き荒れる中、血に飢えた欧米列強に対して、幕府滅ぶとも国滅ぼすまじ、という決死の覚悟で交渉に臨み、専守防衛に徹した徳川日本の幕臣官僚たち。薩長史観の過ちを正し、偽りの歴史に終止府を打つ話題沸騰の維新論、第二弾!

目次 : はじめに 「明治百五十年」という虚構/ 第1章 鎖国とは何であったか/ 第2章 安全保障政策としての閉鎖体制/ 第3章 対外協調路線への転換/ 第4章 幕末日米通貨戦争/ 第5章 官と賊 百五十年の禍根/ あとがきに代えて 一言以て国を滅ぼすべきもの

【著者紹介】
原田伊織 : 作家。歴史評論家。京都市生まれ。大阪外国語大学卒。広告代理店でマーケティング・プランニングや番組企画などに携わり、独立後プランナー、コピーライター、編集ライターとして活躍。JADMA(日本通信販売協会)の設立にも携わる。2005年『夏が逝く瞬間』(河出書房新社)で作家デビュー。『明治維新という過ち日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト』が歴史書としては異例の大ヒット作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • とも

    ★★★☆「明治維新という過ち」シリーズ第二弾は、徳川幕府の官吏に視点を当てた作品。これまで言われてきたのは、初めて黒船を見た時に海外の進んだ技術力を突然突きつけられ、言われるがまま不平等条約を締結されたれた幕府の腰抜け外交と、それに対して近代化政策を推し進め平等条約にまで昇華させた新政府の外交を誉めそやす内容であったが、果たして幕府の行った外交は無為無策なものだったのか。自己の利のみを追求し真実の歴史を塗り替えた国内外の賊の隠した事実が明かされる1冊となっている。

  • perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇵🇸🇾🇪🇱🇧🇨🇺

    2018年著。前著作への酷評に影響されて積読を解除していたが、最近読む気になって読了。よほど悪質な本でもなければ読者が真偽を判断すればいいのであり、時間と金の無駄になる程度の被害で済むはず。 さて本書では幕臣について。阿部正弘、林大学頭、水野忠徳、川路聖謨(としあきら)が挙げられている。安全保障や通商締結、通貨等。しかし幕府びいきを抜きに見れば「各国と不平等条約を結んだ(関税自主権なし、治外法権を認める)」「一時的とはいえ膨大な銀の流出を招いた」「外様大名による幕政への介入を招いた」という罪があり、→続く

  • Mark X Japan

    第4章の通貨が難解でした。そもそも,幕末が難解なので,著者のような佐幕的立場や司馬遼太郎に飲まれていない視点も大事でしょう。勝てば官軍の150年前だったのでしょうか。☆:4.0

  • こも 旧柏バカ一代

    今の日本と余り変わらないな… 歴史から学ばない民族なんだろうか?

  • inaryoXD11

    原田氏の著2作目。これも内容が濃い。幕末の外交に当たった優秀な幕臣たちのおかげで、明治があり今がある。ただ、倒幕・明治維新という過ちがなければ、どんな世の中になっていたのだろうか。 「今も私には、幕末対外交渉の最前線で、一身を賭して欧米列強に堂々と、かつ必死の思いで対峙した幕臣たちの無念の声が聞こえる。」同じ気持ちです。

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