Books

ミチルさん、今日も上機嫌 集英社文庫

原田ひ香

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087456103
ISBN 10 : 4087456102
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan

Content Description

四十五歳、職なし、バツイチ、彼氏なし。ミチルにあるのは元夫から譲られたマンションと貯金の三百万円。若くて可愛くてチヤホヤされたバブルの頃が忘れられず、そうかといって将来に不安がないわけでもない。恋愛、子供、親、仕事。あたし、これからどうするんだろう―。それでもミチルはめげずに前を向く。時代の波に翻弄されながらも懸命に今を生きる女性に贈るハートフルストーリー。

【著者紹介】
原田ひ香 : 1970年神奈川県生まれ。2006年「リトルプリンセス2号」でNHK創作ラジオドラマ大賞受賞。07年「はじまらないティータイム」ですばる文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ふじさん

    バブル期に、美味しい思いをしまくった山崎ミチルが主人公。現在45歳、無職、バッイチ、彼氏なし。元夫から譲られたマンションに住み、貯金は300万円。昔を懐かしみながらも、自分の将来に不安を抱えながら生きている。そんな中で、チラシ配りのバイト絡みで、家賃交渉専門の会社にスカウトされ、働くことになる。全編を通して時代の流れに翻弄されながらも、懸命に生きる女性の姿が巧みなタッチで描かれており、心温まる作品。後半は、原田ひ香が得意とする「ちょっと変わった仕事小説」になっており、面白かった。

  • アッシュ姉

    最近ますますお気に入りの原田ひ香さん。こちらも面白かった。四十五歳バツイチ無職で人生の岐路に立たされるミチルさん。バブル世代でなくとも過去の栄光を引きずったり、無敵で怖いものなしだった昔を懐かしむことはある。若い頃は根拠のない自信に溢れ、さほど努力しなくても何だってうまくこなせた。いまとなっては誰より自分が信じられず、新しいことを覚えるのにやたらと時間がかかり、忘れるのは驚くほど早い。劣化していく自分を受け入れ、年相応に平穏に生きていきたい。前を向いてちょっと上機嫌になれるお話。ミチルさんに幸あれ!

  • 優希

    面白かったです。バブル世代ではないけれど、ミチルと重なる部分が多くて共感してしまいます。これからのことに不安になりながらも前に進もうとする姿が格好良いなと。懸命に今を生きようとするハートフルストーリーにほっこりしました。

  • ノンケ女医長

    山崎ミチルさん、45歳。恋を重ねて、仕事にも打ち込んできた。一生懸命過ぎたのか、別れた男性からの評価は良くないようだ(特に251頁の言葉は酷い)。ミチルは、こんなに頑張っているのに。苦労も重ねて、深みのある物腰を身につけたのに、どうして評価されることが少ないのだろうか。同世代の女性として、ミチルに感情移入するあまり、作品に登場する人々に対して腹立たしくなった。彼女を慕う年下の田丸優奈もそうだが、気を張り詰めて日々を過ごしているのに、周りから誤解されることが多くて辛い人には、とても胸が打たれる作品だと思う。

  • じょんじょん

    原田ひ香さん初読み。バブル全盛経験者のミチルさんが、仕事もパートナーも喪失してからの再生ストーリー。バブリーひきずりの嫌味な女性から、人との関わりを通じて、少しずつ少しずつ他者との優しい関係性の構築ができるように、そしてそのことに喜びを感じていくところが嬉しい。自分もバブル全盛期には若手社会人でしたが、東京の西の方に住まい、仕事も都心から離れていたので、バブルウェーブの実体験はあまりない。せいぜい吉祥寺の無機質なカクテルバーで飲んだり、六本木ディスコ体験ツアーした程度。でも懐かしい。ミチルさんの笑顔応援。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items