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原民喜戦後全小説 講談社文芸文庫

原民喜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062902762
ISBN 10 : 4062902761
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
原民喜 ,  

Content Description

一九四五年八月六日、郷里の広島で被爆し一命を取り留めた原民喜は、この惨劇を書き残すことを決意する。“殺人光線”で焼けただれた肉体を、死にゆく者の呻き声を、遺体に埋もれ地獄絵図と化した光景を、克明に描き尽くす。戦禍の記録を文学へ昇華させた傑作「夏の花」三部作、亡妻への想いが滲む「美しき死の岸に」ほか計三十九篇。原爆を生み落した世界と人類に突きつける、文学の結晶。

【著者紹介】
原民喜 : 1905・11・15〜1951・3・13。小説家、詩人。広島市生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。詩人として出発し、「三田文学」などに短篇小説を寄稿。疎開していた郷里の広島市で被爆。原爆投下の状況を克明に記したノートを基に、小説「夏の花」を1947年に発表する。童話も多く創作。1951年に鉄道自殺(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • こだまの本棚

    読み終わってはいないですが、期限が来てしまったので一旦感想を。p98にて。センター試験で出題された作品を含む戦後に書かれた作品をまとめたもの。面白い面白くないのものさしで測れるような作品ではない。本を開けば戦争の様子が浮かぶようで、被災した街を歩き回っている気分になる。続きはまたいつか。私はセンター試験でこの作者の作品を一部ではあるが読んで、試験中ながら引き込まれてしまった。ただ、今回は読み切ろうとするには忙しくて時期が悪かった。自分にとっては区切り区切り読む本ではなかったかな。

  • わいほす(noririn_papa)

    今年のセンター試験の国語に出題され、若松英輔氏がtwitterでその設問に異を唱えていたので、問題文を読み、そしてネットで検索するうちに、この作家が「鋼と羊の森」で「明るく澄んで懐かしい文体・・・」と引用されていた作家であることを思い出し、ぜひ読まなくてはとこの本を購入。そんなきっかけで原民喜を知る私のような人が何人かいたら、それこそが出題者の狙いだったのではないかと思ってしまう。それにしても文庫本で定価2200円。 (以下コメントへ)

  • choku70

    遥かな旅、のみ。戦災に遭い、原爆に遭い、焼け野原をさまよい、戦後を餓えて生き、妻を亡くし、詩を出版し、河原でたたずみ、地上を去りたいと思いつつ、何かが彼を引き止め、魂はどこか遠くへ、どこまでも遠くへと。妻が彼を評した「あなたがそんな風だから心配で耐らないの」「赤ん坊のような人」という言葉に、慈しみつつも愛されていたのだな、という思い。「だが、何かはっきりしないが、彼に課せられているものが、まだ彼を今も地上にひきとめているようだった」の"何か"は何だったのだろうか。微かにでも彼を現世に押しとどめていたものは

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