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ヤッさん 3 築地の門出 双葉文庫

原宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575521559
ISBN 10 : 4575521558
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2018
Japan

Content Description

ヤッさんの一番弟子としてドン底から立ち直ったタカオ。妻のミサキは本物の蕎麦職人を目指すため、農家に住み込みで働くことになった。取り残された恰好のタカオは、ヤッさんが何者かに襲われたと聞く。どうやら市場移転を前に、築地では軋轢が絶えないらしい。タカオは自らも修業し直すことを決め、ヤッさんの助手として再び人々のために奔走する。大好評ユーモア人情小説の第三弾!

【著者紹介】
原宏一 : 1954年長野県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て、97年『かつどん協議会』でデビュー。書店員の熱心な応援により、2001年に文庫化された『床下仙人』が、07年にベストセラーに。16年「ヤッさん」シリーズがテレビドラマ化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 相田うえお

    ★★★☆☆18115 シリーズ第三弾!築地市場の豊洲移転に伴う すったもんだ話の連短構成で、移転前の築地市場が主な舞台です。事の関係が込み入っているモチーフだけに『この物語はフィクションであり、実在の人物、店、企業、団体等には一切関係ありません』としっかり明記してましたね。とは言え、読んでみると思いもしない様なトラブルの可能性を気づかせてくれます。なんてったって極一般の人間が知り得ている情報なんて、ニュースなどで得た程度の上っ面なものですから。。考えさせられます。なるほど〜という作品でした。

  • Lara

    初読み作品、どうやらシリーズ物で、そのVでした。築地を根城に、飲食店に出入りするヤッさん。その弟子、タカオ、妻ミサキと共に、築地にそば屋を開店するまでの物語。滑稽な程、お決まりのパターンで、「出き過ぎ感」満載。しかし、それが痛快でもあり、心地よい。

  • ふじさん

    豊洲への移転で翻弄され、戸惑い、悩み、新たな道を模索する築地の人々の物語。タカオは、ミサキの再度の修業をきっかけに、再びヤッさんの助手として築地の人々のために奔走する。第3話は、生真面目すぎる女職人真菜がヤッさんの教えで、商いのイロハを知り商売の在り方を見直すという話。第4話は、イタリアンレストランの杉さんが、豊洲進出関わる詐欺に合いながらも、ヤッさんの力で新たな道を踏み出すとい話。第5、第6話は、ヤッさんの引退も絡めながら、タカオとミサキの蕎麦屋開店までの顛末を描いた話。ユーモア溢れる人情噺は心を癒す。

  • まさきち

    築地の移転に絡んだ今回のヤッさん。その移転に絡んで色々と築地にも変化が訪れるが、一番の変化は全編を通して貫かれているタカオとミサキの新規蕎麦店開店への歩み。それにしてもヤッさんを筆頭に、登場する人物すべてが人間的な魅力にあふれていて、本当に気持ちいい一冊でした。

  • アッシュ姉

    シリーズ第三弾は豊洲への移転が決まり、混乱する築地市場が舞台。様々な問題を解決すべく奔走するヤッさん。それに引きかえタカオはまだまだ修行が足りんな。こんだけ一緒にいて、さんざんお世話になってるのに読者よりヤッさんのこと分かっていないってどういうことじゃ〜とイライラもしたけど、終わりよければすべてよし。読後感は爽快。次巻は豊洲市場移転後の話かな。楽しみにしたい。

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