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牧神の午後 マラルメを読もう

原大地

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766418378
ISBN 10 : 4766418379
Format
Books
Release Date
May/2011
Japan

Content Description

ステファヌ・マラルメの詩にじっくりと取り組むことで、「読む」技術を身につける書。同時に、言語表現としての詩の困難を認識し、それを乗り越えた際に広がる理想の光景と魅惑的な影像、その魅力を伝える。

【著者紹介】
原大地 : 慶應義塾大学商学部准教授。1973年生まれ。2004年、東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得退学(仏語仏文学専修)。同年、パリ第四大学(ソルボンヌ)博士課程修了。慶應義塾大学商学部専任講師を経て、2011年より現職。専門はフランス語・フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ラウリスタ〜

    マラルメをフランス語で読もうとしたことあるけどイミフ過ぎて敬遠していた。非常に分かりやすそうな本なので読んでみた。予想にたがわず、平易で過不足なく、なんといってもテンポ良く解説されている。その一方で、一人でマラルメを読み解くのは不可能だなってことは良く分かった。やっぱ詩って難しいわ。何人もの知恵を絞って読まないと無理だろうな。そもそも昔は注まで含めて詩だったんだから難しくて当然か。マラルメ入門としては最適だとは思う。

  • Mai

    何度目かの再読。ドビュッシーの《牧神の午後への前奏曲》の好きな録音5種を繰り返し再生しながら、フランス語部分は自分で朗読しつつ、しかも白いベッドのなかで微睡の朝に読む、という幸せ極まりない時間を過ごした。 以前に読んだときよりもギリシア神話やフランス文化史の背景知識が増えたので、解像度が上がった。著者と決定的に解釈が違うところとして、牧神は2人のニンフに対して事を終えていると私は思う。むろんそれは夢想のなかでかもしれないが。薔薇、閉じ合わせられた唇は明らかに性器の比喩。2人で1体とみなしていると思う。

  • ルンブマ

    マラルメ、時間(作品)をある出発点から終始点まで突き進む単一な軌跡としてみてないな。

  • seer78

    マラルメの詩をフランス語のまま味読するという無茶な試み。途中で、マラルメの芸術観にも多く紙数がさかれている。プラトン的伝統にマラルメを位置付ける件や詩と音楽の緊張関係の話はとても興味深くためになる。プラトンに言わせれば、芸術とは「ない」ものを「ある」ものとして見せかけることだと。対して、自然は「ある」ものとして「ある」ものとされる。こういう前提に立って、牧神の欲望が夢か現であったかが粘り強く追究される詩 『牧神の午後への前奏曲』は書かれた。著者はマラルメの詩を作者の厳密さに見合う緻密さで読み解いていく。

  • 鯖子

    レポートの下調べ用に購入しました。やっぱり詩を読むのは難しいなあと思いました。かなり易しい解説がされているにもかかわらず、理解できないところが多々ある感じ。脳みそをフルに使わなければ……。でも、『「牧神の午後」への前奏曲』に具体的なイメージが浮かんだので良かったです。

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