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測度の考え方 -測り測られることの数学-

原啓介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784297132439
ISBN 10 : 4297132435
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
原啓介 ,  

Content Description

人間にとって古代からなじみ深い長さや面積、体積の性質を抽象化していくことで築き上げられた測度論。本書では、初学者にとって取っつき難いところを、集合の計算とロジックを元にして丁寧に解説。応用であるルベーグ積分の理論まで掲載。測ることの面白さを存分に堪能できる1冊。

目次 : 第1部 測度論以前のこと(長さ、面積、体積の昔/ 測り、測られることの数学的基礎1―集合/ 測り、測られることの数学的基礎2―実数と写像)/ 第2部 具体から抽象へ―カラテオドリの条件のパズルとルベーグ測度(基本図形で覆って測る:外測度の考え方/ ルベーグ測度)/ 第3部 抽象から具体へ―測り測られることの本質を抜き出す(定義で始める測度論/ そして定義から性質を導く/ 測度の構成という問題)/ 第4部 積分を再発明する―ルベーグ積分の世界(ルベーグ積分/ ルベーグ積分の御利益の色々)

【著者紹介】
原啓介 : 立命館大学理工学部数理科学科で准教授、教授を勤めたのち、株式会社ACCESS勤務を経て、Mynd株式会社の設立に参画。同社の代表取締役、取締役を経て、現在、数理ファイナンス研究所フェロー。専門分野は確率論に関係する数学とその応用(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 元よしだ

    読了〜〜 通し読みはできましたが、やはりところどころ【行間】がわからなく他の本で、補足します〜

  • shin_ash

    ずっと放置していた測度論だが、本書はわかりやすそうだったので読んでみた。初学者でも内容がイメージできる様に解説されており大変わかりやすい。確率論に入る前に読んでおけば、確率論の教科書も眠くならずに済む様な気がする。実際の応用先はもっぱら確率論でほぼ一体と言ってもいいが、一般的に測る方向に行ってもいい様な気がする。しかし、浅くググったレベルだが、計測分野では測度論が語られることは書籍レベルでは皆無の様だ。一方機械学習の発展を見るに無関係とも思えないし、そういう指摘も散見される。その意味で重要な入門書だろう。

  • rukaq

    統計を勉強していて、測度論が出てきたので勉強してみようと思い手を出してみた。 一般の数学書よりはわかりやすいが、後半はやはり少し難しい。 ただ、イメージはついたので引き続き勉強を続けたい

  • 畳屋民也

    測度論・ルベーグ積分の「お気持ち」が親しみやすい語り口で解説されている。 これまでσ-加法族や測度についてなぜそのように定義するのかがよくわからず形式ばって感じられていたが、直感的な「長さ」の概念を出発点とした具体→抽象と抽象→具体の双方向からの解説により、定義に納得感が得られるようになった。

  • Write Only Memory

    確率論の下地として、測度を理解したくて読んでみた。他の本よりは少し分かりやすいけど、それにしたって十分に難しい。後半の、ルベーグ積分の所は特に難しくて全然分からなかったし、駆け足だった気もする。賢い人の「簡単に示せる」「ほとんど自明」といった言葉は本当に当てにならない……  いや〜、分かりやすいと評判のこの本をもってしてもあまり理解が進まなくて、自分の才能の無さが嫌になってきた。

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