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富める者だけの資本主義に反旗を翻す

原丈人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784103562610
ISBN 10 : 4103562617
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

アメリカ型経営が支配する世界で、日本の若者はどうすれば生き残れるのか。ベンチャー激戦区シリコンバレーで成功した実業家は、世界各地で企業経営を行う中、アジアやアフリカの貧困問題など格差拡大による弊害に何度も直面してきた。元凶はアメリカ主導の「株主の利益が最優先される経済」。その現状に強い憤りを覚える著者が、自らの経験を元に提言する、誰も見捨てない「希望の国」へのロードマップ。

【著者紹介】
原丈人 : 1952年大阪府生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、中米で考古学を研究。27歳でスタンフォード大学経営大学院に入学。その後、工学部大学院に転籍。在学中にシリコンバレーで光ファイバーディスプレイ開発メーカーを創業。84年デフタ・パートナーズを創業し、情報通信、半導体技術、創薬等のベンチャー企業に出資、経営を行う。90年代には、自身がパートナーを務めるアクセル・パートナーズが全米第2位のベンチャーキャピタルとなり、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとなる。85年アライアンス・フォーラム財団を設立し代表理事に就任。「世界中に健康で教育を受けた豊かな中間層を生むこと」を目的とした活動を続けている。並行して各国の政府委員等を歴任。日本では、財務省参与(2005〜09年)、内閣府本府参与(13〜20年)、経済財政諮問会議専門調査会会長代理など

奥野武範 : 1976年群馬県生まれ。編集者。早稲田大学政治経済学部卒業後、宝島社に入社。2005年、東京糸井重里事務所(現ほぼ日)に入社。「ほぼ日刊イトイ新聞」編集部に所属。宝長VOW3代目総本部長も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • tetsubun1000mg

    タイトルが面白そうだったので選んだが、話し手の「原丈人」さんのことは全く知らなかった。 前半は校則が変わって坊主頭強制になったが納得がいかず長髪で通した中学時代。 受験勉強優先の授業方針に反対した高校時代など、親の「自分で考えて決める」という方針に従って判断していたという。 考古学を研究していたがスタンフォード大学に進学したことを機会にベンチャーキャピタルの道に進み始める。 投資業界では著名な人らしいが、何度も登場する「公益資本主義」の考え方が意外に面白く、かえって今の時代にマッチするような気がしてきた。

  • coldsurgeon

    株主の利益を第一とする株主資本主義では、日本ばかりか世界の経済は破滅に向かうという。企業活動により得られる利益を、従業員を第一に、商品開発や顧客への還元などの後に、株主への配慮をすればよいという公益資本主義の考えを提案し、広めようとする人を、紹介している。その生い立ちから、行っている企業活動・経済活動は、驚くべき内容だ。高齢者の私は、どのように推移するか、見守るだけだ。

  • Go Extreme

    自分の頭で考える 鉄道模型のネジ一個からの自作 父の魔法のような創造力 祖父のコクヨ創業と聾唖者学校建設 適材適所の個性活用工場 中学時代の丸刈り拒否と長髪貫徹 校則への挑戦と自主性 共産圏への直接訪問 現地で自分の目で見た社会主義の実体 中央アメリカ・考古学調査 ジャングルの道なき道開拓 エルサルバドル学生交流プログラム 大使館内の主催団体設立 スタンフォード大学の開拓者精神 ベンチャーキャピタルでの信頼投資 ディズニーからの前金付き大型受注 公益資本主義の創出と提唱 教育を受けた健康で豊かな中間層創造

  • k6pn

    「株主資本主義」や「新自由主義」によって短期的で金銭的自己利益のみを追求する社会が生み出され、格差や分断の原因となっている。対抗する考えとして「公益資本主義」を提唱する。公益とは利益を求めないことと誤解していたが、「社中」に分配するのが目的なので利益の追求と矛盾するものではない。ダボス会議やRCEPとの連携など不穏なワードも登場するが、若くして共産主義の空理空論を見抜いた人物だから誤りはおかさないと期待したい。

  • katono

    公益資本主義とは面白そうな考え方だと思うが、他者がインタビューして作った伝記的なこの本を読むより、本人の書いたものを読むべき。

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