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「公益」資本主義英米型資本主義の終焉 文春新書

原丈人

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784166611041
ISBN 10 : 4166611046
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
原丈人 ,  

Content Description

「会社は株主のもの」という英米流株主資本主義の「短期利益」重視と「中長期投資」軽視で、株主だけが潤い、会社は資金と研究開発力を奪われ、従業員の賃金は下げられる。米国で米国流ビジネスの限界を学んだ最強のベンチャー事業投資家が、「会社は社会の公器」という日本発の21世紀型資本主義を提唱する!

目次 : 1章 グローバリズムの終焉/ 2章 日本と世界を滅ぼす株主資本主義/ 3章 アメリカでアメリカモデルの限界を知る/ 4章 公益資本主義とは?/ 5章 公益資本主義の12のポイント/ 6章 公益資本主義・実践編―モノづくり最適国家の実現/ 7章 対談 GDP600兆円実現のために

【著者紹介】
原丈人 : 1952年大阪生まれ。アライアンス・フォーラム財団代表理事。デフタ・パートナーズグループ会長、内閣府本府参与。慶應義塾大学法学部卒業後、考古学研究を志し、中央アメリカへ渡る。スタンフォード大学経営学大学院、国連フェローを経て同大学工学部大学院を修了。主に情報通信技術分野で新技術を創出する企業の育成と経営に注力し、シリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとなる。ポスト・コンピュータ時代の新産業を先導するだけでなく、新技術を用いた新興国の支援など幅広い分野で積極的な提言と活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    会社は社会の公器との信念を連ねたもの。経済学者ではなくベンチャーキャピタリストである。理想主義者のように理想は高いが活動的でリアリストでもある。机にかじりついて理想だけ言う学者先生と違い、この提案は手の届くところで実現できるかもしれない。株は5年持たなければ発言権を持てないとか、株の保有年数ごとに税金を変え、短期売買であるほど税金を高くし、長期保有の株主からは税金を取らないというのも面白い。確かに最後の瞬間にやってきて実った利益だけ持ち去ろうとするハゲタカファンドに規制は必要。

  • mazda

    「会社は株主のもの」という錦の御旗の元、従業員を減らし利益を上げて株主還元するというのは、会社があることの意義が根本が間違っているような気がします。JR東海の葛西社長が海外向けのリニア説明会を開いたところ、車両交換の頻度が高すぎるという指摘を受けたので、安全のために仕方ないと回答したそうです。それに対して、要約すると「安全対策はそこそこに、地域社会の貢献などいらないから、株主価値を最大化するように働け」と言われたそうです。それに反論したら社長退陣を要求されたそうですが、嫌なら株を持たなければいいだけです。

  • ごへいもち

    株主第一の弊害。こんなにまともなことを長年言っておられるのに世の中聞く耳を持たない人が多いんだろうな

  • tetsubun1000mg

    先に読んだ「富める者だけの資本主義に反旗を翻す」が面白かったが原氏からの聞き書きだったようなので、本人の記述した本を選ぶ。 内容としては前作を再読した感じだったが、この内容を2007年に「21世紀の国富論」という著作で発表していたのは凄いと思います。 確かに株主資本主義ではマネーゲームの勝者総取りとなりマネーが偏在してしまう。 今年になって読んだ「パーパス経営」に通じる考え方のように感じた。 原丈人氏オリジナル経済論として世界に広めるチャンスと考えてもいいような気がする。 豊田章男会長も賛同しているとか。

  • belalugosi6997改めベラ・ルゴシ

    「今だけ、金だけ、自分だけ」、「会社は株主の物」。新自由主義、株主資本主義。日本が長期低迷している原因の一つである。私自身、恥ずかしながら物欲の猛者で儲け話には目がない。しかし、私はもっと儲けれたのである。公益資本主義、「会社は社会の公器」に基づき利害関係者(株主、顧客、従業員、取引先、地域社会、国家、地球…)に還元する社会が格差を是正して好循環を産み、豊かな社会と企業の繁栄を約束する、「近江商人の三方よし」新しい資本主義である。新しい資本主義とは日本古来の商売方法だったのである。令和のベスト著書

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