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日本印刷文化史

印刷博物館

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065204528
ISBN 10 : 4065204526
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

グーテンベルクによる活版印刷の情報革命をも凌駕する現在、印刷とは何かを改めて問い直す。一二〇〇年以上におよぶ世界に類がない日本の印刷文化から、印刷博物館がその答えを探る。

目次 : 1部 古代(奈良時代に始まった日本の印刷/ 平安時代の印刷―ミッシング・リンク、宋版輸入、仏教版画)/ 2部 中世(鎌倉時代の印刷―本格化する寺院の開版/ 五山版と武士による印刷の広がり)/ 3部 近世(朝鮮出兵―朝鮮伝来活字はなにをもたらしたか/ 徳川家康を中心とする印刷・出版合戦 ほか)/ 4部 近代(開国から明治維新へ―新時代のイメージを広げた図版印刷/ 戊辰戦争、そして明治政府による改革へ―幕末明治の活字文化 ほか)/ 5部 現代(高度経済成長と素材のバリエーション/ 大量消費社会と印刷―効率化と標準化の時代 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 佐島楓

    司書課程に在籍していたとき、義務として印刷博物館に出かけた。そのときはあんまりピンとこなかったが、本書を読むと脈々と受け継がれてきた印刷文化の凄さがわかる。この技術の伝来や開発が遅いか早いかそれだけで、国の文化の程度もかなり変化したはずだ。また、発見がひとつあるだけで、歴史書もたやすく書き換わるくらいまだまだ研究の余地がある分野なのだと思う。日本は書誌学があまり発展していないみたいなので、自分で少しずつ勉強するしかないか。

  • わたなべよしお

     印刷屋のおやじになったので、印刷に関するそれなりの教養をということで、読み始めた。まぁ、手際よくまとめてあるという感じかな。資料的な価値はあると思いますが、教科書を読んでいるようで、夢中にはなれません。当たり前か!

  • 軍縮地球市民shinshin

    凸版印刷が経営している印刷博物館の学芸員と司書が結集して、古代から現代までの印刷文化史の通史。通史とは言っても各時代のトピックを見出し、また文化史というだけあって単なる「印刷技術史」になっていないところが好感が持てた。印刷と本の出版は切っても切り離せないが、江戸中期に出版業が確立したので、木版印刷もそのころから大量生産できるようになっただろう。日本の百万等陀羅尼が現存最古の印刷物で、そこから始まっている。印刷文化史の通史は本書が初だという。

  • アメヲトコ

    古代の百万塔陀羅尼から現代のDTPまで、印刷博物館の学芸員・司書がまとめた日本の印刷文化の歴史。単なる印刷技術の話にとどまらず、メディア史的な側面もあり、図書館の歴史などの章もあります。手堅く教科書的にまとまっていて読みやすいですが、図版が少ないのがやや残念。

  • katashin86

    凸版印刷が小石川で運営する印刷博物館の展示に感服し、解説でもある本書を購入。技術、そしてメディアとしての印刷をひとつの文化として、古代の百万塔陀羅尼から現代のプリント配線までとらえた通史。特に、日本で読み物が拡大した近世=江戸時代に紙幅を割いており、印刷/印刷物が果たした様々な役割を知ることができる。

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