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反体罰宣言 日体大が超本気で取り組んだ命の授業

南部さおり

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784394880028
ISBN 10 : 4394880025
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二度と卒業生から加害者を出さない!日体大が企画した「一生もの」の講義。生徒に暴力をふるった以上、スポーツ指導をする資格はないと言わなければならない。このことを、本書で紹介した子どもたちが死をもって証明している。

目次 : 第1章 法医学教員だった私が日体大に行った理由/ 第2章 学校・部活動における重大事故・事件から学ぶ研修会(日体大卒のバレー部顧問による不適切な対応で死亡した草野恵さん/ 中学強豪柔道部の顧問から「なぶり殺し」にされた村川康嗣君/ 剣道部顧問の暴力指導により、「内臓が煮えて死んだ」工藤剣太君/ 灼熱の中、ラグビー部の顧問からの執拗な「罰走」により「体温43度」で死亡した宮脇健斗君/ 野球部で仲間が受ける体罰に耐えられず、死を選んだ山田恭平君/ 「友だちにお菓子をもらって食べただけ」で、死に追い詰められた大貫陵平君/ 「いじめから友達を守れなかった」悔しさから命を絶った篠原真矢君)/ 第3章 日体大に来て、見えてきたこと(「日体大生」「日体大卒」と体罰/ なぜ体罰は残り続けるのか/ 体罰の免罪符である「信頼関係」とは?/ 体罰はなぜいけないのか/ フォローのできない教師と「指導死」/ なぜ学校は「隠蔽」しようとするのか/ 教育委員会は悪の巣窟か?/ 学校部活動の語り尽くせぬ問題点)

【著者紹介】
南部さおり : 日本体育大学スポーツ文化学部武道教育学科准教授・医学博士。高知県生まれ。2000年、明治大学大学院法学研究科前期博士課程修了(法学修士)。05年、横浜市立大学大学院医学研究科博士課程修了。05年、横浜市立大学医学部法医学教室助手、06年同助教。16年に日本体育大学体育学部に移り、17年より現職。専門分野は法医学・刑事法学・スポーツ危機管理学。児童虐待やスポーツにおける体罰・ハラスメントに関する問題を、医学・法学等の分野横断的なアプローチで研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • TOMTOM

    体罰、指導死など学校内での、主として先生との関係性の中で亡くなった子どもたちについて、できるだけ事実を伝えようと淡々とした文章の中に、激しい怒りを感じる。意見を寄せてくれた親たちのやるせない思いが痛切に迫る。体罰死に加担させられた子どもたちの痛み、悔恨。これから教師になろうとするすべての人に読んでほしいし、実際に日体大の会にも参加してほしい。子どもを預かる、命を預かるという重みを繰り返し繰り返し、身体につくまで学び続けてほしい。

  • Mituya Hasegawa

    読む手が何度も止まるほどの壮絶な「学校、部活動での重大事故」の内容。 とても重い内容ですが、スポーツに関わる者として胸にしっかりと刻ませていただきました。 そして来週、日体大の「重大事件、事故から学ぶ研修会」に参加します!

  • mustache

    確かに著者の意気込みと実践は評価できるし、体罰死や指導死の被害者の体験談には胸が詰まる思いがした。しかしMZさんが指摘するような事実を見ると、日本のスポーツと暴力的指導との結合が歴史的にあまりに強靭なままに成長していて、これを正常化するためにはもう少し別のアプローチも必要な気がする。

  • Kaz sato

    スポーツ愛好者として、読むのが辛く苦しい本でした。どうしてもスポーツの素晴らしさや気持ちよさばかりを求め、スポーツの危険性に目を逸らしていた自分がいます。安全への配慮、選手の心身の健康はスポーツの大前提であり、それを疎かにしてスポーツの楽しみはありえないことを痛感しました。また、スポーツを伝える者として、登場する指導者達の非人間性に失望と激しい怒りを禁じえませんが、対岸の存在ではなく誰しもそうなる危険性をはらんでいることを肝に銘じて自身の行動を律し、周りに伝えていこうと思う。

  • OideyasOideyasu

    あ、あの事件の詳細ってこうだったのかと考えると、なかなか次のページをめくるのが躊躇されるくらい考えさせられます。ただ、日体大に赴任した著者が持った初めての感想、おもしろかった

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