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情報がつなぐ世界史

南塚信吾

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623084708
ISBN 10 : 4623084701
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

世界をつなぐ重要な担い手、「情報」。本書では、印刷術発明以前の「写本」「世界図」「人物図」にはじまり、「書籍」「新聞」「雑誌」など印刷物による伝達手段を経て、さらに一九世紀以降のマスメディアの展開として、「電信」「映画」「テレビ」「インターネット」を取り上げる。それぞれの媒体がいかにして情報を伝え、世界をつなぎ、どのような世界史像を生み出したのかを検討するとともに、どのように世界の一体化を促進し、世界史に新たな問題をもたらしたのかについても読み解く。

目次 : 序論 情報がつくる世界史/ 第1部 文字と図による伝達(写本が伝える世界認識/ 世界図はめぐる)/ 第2部 印刷物による伝達(書籍がつなぐ世界―『千一夜物語』/ 近代的新聞の可能性と拘束性―日露戦争の時代における新聞のメディア的変容/ イギリスのイラスト紙・誌が見せた一九世紀の世界 ほか)/ 第3部 信号・音声・映像による伝達(海底ケーブルと情報覇権/ アメリカの政府広報映画が描いた冷戦世界―医療保健援助船「ホープ号」をめぐって/ サイゴンの最も長い日―ヴェトナム戦争とメディア ほか)

【著者紹介】
南塚信吾 : 1942年生まれ。1970年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。1967年国際学修士(東京大学)。現在、NPO歴史文化交流フォーラム付属世界史研究所所長、千葉大学・法政大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • takao

    ふむ

  • Go Extreme

    文字と図による伝達: 写本が伝える世界認識 世界図はめぐる 印刷物による伝達 書籍がつなぐ世界─『千一夜物語』 近代的新聞の可能性と拘束性─日露戦争の時代における新聞のメディア的変容 イギリスのイラスト紙・誌が見せた19世紀の世界 反奴隷制運動の情報ネットワークとメディア戦略 信号・音声・映像による伝達: 海底ケーブルと情報覇権 アメリカの政府広報映画が描いた冷戦世界─医療保健援助船「ホープ号」をめぐって サイゴンの最も長い日─ヴェトナム戦争とメディア 衛星テレビのつくる世界史

  • 志村真幸

     「情報がつなぐ」と銘打たれているとおりで、写本、世界図、新聞、海底ケーブル、広報映画、衛星テレビなどがいかにして空間と時間をつないできたかが、10篇の論文と6篇のコラムによって論じられている。  とくに図や画像のもった意味と、その伝える力の強さに注目されている。印象深いのは、写本が重ねられる過程で図が変質したり省略されたりすること。  反奴隷運動でいかにメディア戦略が行われたか。海底ケーブルの敷設を巡る政治的駆け引きといった切り口も。  情報伝達という側面から、新しい世界史が見えてくる。

  • しいかあ

    どうしても新聞登場以前は「つながり」が弱いものでしかないけれども、メディアが世界を覆ったあとの発展とメディアを通じた各国の覇権争い・情報操作の加速には目を瞠る物がある。その加速度合いは、ごく最近の物事についてはもはや書かれた情報が陳腐になってしまっているほど。

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