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夏目家のそれから(仮)

半藤末利子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784569856452
ISBN 10 : 4569856454
Format
Books
Publisher
PHP
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

夏目漱石の孫である著者が綴った、漱石とその一家にまつわる随想録。当時を知る肉親が「あえて遺したい」という文豪の実像とは――。

【著者紹介】
半藤末利子 : エッセイスト。1935(昭和10)年、作家の松岡譲と夏目漱石の長女筆子の四女として東京に生まれる。1944(昭和19)年、父の故郷である新潟県長岡市に疎開、高校卒業まで暮らした。早稲田大学芸術科、上智大学比較文化科卒業。夫は昭和史研究家の半藤一利。六十の手習いで文章を書きはじめる。夏目漱石生誕150年の2017(平成29)年、新宿区立漱石山房記念館名誉館長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    『坊ちゃん』『吾輩は猫である』の夏目漱石。1000円札の肖像の人と言っても今は野口英世(それも今年は北里柴三郎に)その孫である半藤末利子さんの既読の作品をまとめたエッセイ。なので同じような文章が重なるのがちょっと食傷気味ではあった(いつもながら偉そうな私)人は一面からだけでは分からないを確認させられる。誰の主観なのか?傾倒してると好きな視点でしか見ない(見えない)のはいつの世も誰しもあるよね。なので、夏目漱石、夏目家・・ふぅ〜んな感じなのだ。

  • クプクプ

    夏目漱石の孫の半藤末利子さんのエッセイ。すでに出版された文庫本などの中から夏目家に関係したエッセイを集めたハードカバーです。著者の「硝子戸のうちそと」は、夫である半藤一利さんの話題が多かったですが、今回の「夏目家のそれから」は夏目漱石の夫人で祖母の鏡子夫人の話や、お父さんの松岡譲の話、お母さんの筆子さんの話が面白かったです。特にお父さんである松岡譲の話が克明に描かれ、松岡譲が世の中で過小評価されたことや、作家としても歴史的人物だとわかりました。著者が好きな夏目漱石の作品にも触れており、読むと得する一冊。

  • kawa

    漱石先生の孫である著者による漱石&夏目家のあれこれ。過去著作の夏目家部分のエッセイの抜粋集。漱石先生の神経衰弱が原因の妻子に対する暴力と、門下の弟子衆に対する著者の辛口目線が印象的。著者の父親・松岡譲氏と母親・筆子さんの美男・美女ぶりにもびっくり。漱石先生の日常が垣間見られると言う著者推薦の3作「道草」「行人」「彼岸過迄」何れ再読しよう。

  • チョビ

    筆者の目から見た係累たちのエッセイ。文春砲第一号というべき筆者の両親がフィーチャーされがちだが、全ては「半藤一利」という男性へ向かう気がする。長岡というつながりや、半藤自身が文春出身者であることは彼女に許しを与えたと思う。漱石の子孫たちのゴットマザーとしての筆者は半藤の支えあってのものだろうし、半藤の日本の知識人の第一人者となる過程の全てを支えた彼女は、夏目鏡子や松岡筆子の生き様をなぞっていると思う。…どうなんでしょ?

  • ユジン姫

    半藤末利子さんのエッセイは、いつもざっくばらんで 読みやすい。夏目漱石の孫ならではの内容に注目しがちだが 打ち明け話は、面白い。漱石の奥様(祖母)のためにも よかったと・・・ 彼女のエッセイは夏目から見た漱石の弟子の話。 小説家としてはもう一つ脚光を浴びることなかった御父上の話。復刻版『憂鬱な愛人』も出て、いつか読んでみようかと気にもなった。

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