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昭和史をどう生きたか 文春文庫

Kazutoshi Handou

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167911089
ISBN 10 : 4167911086
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan

Content Description

吉村昭と「東京の戦争」、野坂昭如と「無責任論」、丸谷才一と「戦争と艶笑」、野中郁次郎と「撤退と組織」…十二人と語る激動の時。

【著者紹介】
半藤一利 : 昭和5(1930)年、東京に生れる。作家。28年、東京大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役、同社顧問などを歴任。平成5(1993)年「漱石先生ぞな、もし」で第12回新田次郎文学賞、10年「ノモンハンの夏」で第7回山本七平賞、18年「昭和史」(全二巻)で第60回毎日出版文化賞特別賞、27年第63回菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    昭和戦前の日本は、なぜ破滅の道を進んでしまったのか。戦争を左右し、国の要衝を握っている人物たちが、都合の悪いことをひた隠しにしてしまったことなど、対談の中で昭和史の実情を明るみに出しているが、そういう体質が、実は今でも続いていることも語られていて、これには大変な危惧を感じる。昭和史を語る本でありながら、「君たちはどう生きるのか?」を問いかける本。

  • みっちゃんondrums

    1998〜2011に渡る対談集。お相手には鬼籍に入った方もいらしゃる。ほぼ戦中から戦後を話題にしている。下町出身の半藤さんはいつもながらきっぷのいい物言いで、人情味にあふれている。各章で、こみ上げてくるエピソードが挙げられている。日本人と日本をまじめに考えたくなる。「どうも、日本人というのは歴史を右か左か、善か悪かはっきりした立場で割り切らないとおさまらない性癖でもあるのでしょうか」「軍の指揮官たちはもちろん、兵隊経験のある方もしだいに亡くなっています・・・誤った史実や伝承が生まれないようにしたいですね」

  • 金吾

    ○興味深い対談集でした。責任ある立場の人が責任を取らない無責任さ、信念がなく時流に乗る者、結果からの原因の邪推について感じることがありました。山本元帥も責任という意味では余りあるとは感じませんが、半藤さんの山本元帥への激賞振りも含め面白かったです。澤地さん、保阪さん、梯さん、野坂さん、辻井さんとの対談が良かったです。

  • てん06

    半藤一利と12人の有識者の対談を再録したもの。対談者のほうも鬼籍に入った人が多い。太平洋戦争に関した内容が多いが、松本清張や阿部定事件、幕末史、司馬遼太郎に関する内容もあり面白い。「日本の組織に一番欠けているのは自己点検による自己改革。さらに言語化。」その通り。驚くほど何も変わらない。昨今、うすら寒い感じをうけることが増えた。昭和は遠くなったが、再度学びなおす必要性を感じる。

  • Ayako

    主に戦争前後の出来事をテーマとした、半藤氏と著名人達の対話集。この時期は数々の事件があったが、名前と概要だけは知っていてもその背景やそもそもの発端となった出来事までは知らない事が多い。この本で初めて知った事が多く、勉強になった。この時代の人々が何を考え、どこに向かおうとしていたのか。歴史は脈々と過去から未来に繋がっているものだ。昭和史を学ぶ事は、これからの日本の行く末を占う上でも有益であろう。

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