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「北朝鮮の脅威」のカラクリ 岩波ブックレット

半田滋

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784002709796
ISBN 10 : 4002709795
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
半田滋 ,  

Content Description

ミサイル発射実験を繰り返し、核開発へ突き進む北朝鮮。米国による圧力も強まり、緊張状態が続く。こうした中、日本政府は、Jアラートによる避難勧告など、無意味な対応でひたすら脅威を煽りながら、専守防衛を逸脱した軍備増強や、さらなる対米従属を進めている。変質する日本の安全保障政策の実態を鋭く暴き、危機を回避するために真に必要な対応を問う。

目次 : 第1章 挑発を続ける北朝鮮―その軍事力と危機の顕在化(金正恩の北朝鮮/ 先軍政治の実態/ 繰り返されるミサイル発射実験 ほか)/ 第2章 「北朝鮮の脅威」に対処しているのか―恣意的で空虚な安保政策(ミサイル発射で強化される日本の防衛力/ 弾道ミサイル防衛システムを導入/ 離島防衛に利用されたミサイル防衛システム ほか)/ 第3章 「北朝鮮の脅威」にどう向き合うか(北朝鮮の狙いをどう読むか/ せめぎ合う米国と北朝鮮/ 日本に波及する戦争 ほか)

(「BOOK」データベースより)

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投稿日:2021/06/30 (水)

(現在は,目立った動きが収まっているようですが)数年前,北朝鮮による核実験や日本海方向へのミサイル発射実験のニュースが次々と報じられ,日本国内では「Jアラート」と呼ばれる全国瞬時警報システムによる警報音が,手元のスマートフォンから鳴った時期の少し後に刊行され,購入した「岩波ブックレット」の一冊です。思想的背景によってとらえ方が様々な事象のため,これ一冊で現実の総てが理解できるというものではありませんが,日本の対応に対して批判的・懐疑的な立場からの知見を得るために,役立ちました。(2018年3月6日 第1刷発行)

梨杏 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • hk

    『草を食ったとしても核開発はやめない』これはプーチンによる金正恩評であり言い得て妙だ。「フセイン政権やカダフィ政権は、核を持たなかったがためにアメリカによる軍事介入を受け打倒された。よって長距離射程ミサイル並びに核開発を推進しなければ国体を護持できない」この金正恩の思考は独裁者としてもっともだ。だからといって隣国の日本が核開発を座視してやる筋合いは微塵もなかった。だが90年代から加速した北朝鮮の核開発に対し日米が「対話路線」を志向してきたため、問題は深刻化したのだ。それでも本書は対話せよと結論しているが…

  • makio37

    日本政府が、北朝鮮の脅威を煽ることで専守防衛を逸脱した軍備増強やさらなる対米従属を進めようとしていることは、認識済みのことである。よって、新たな発見などはあまりなかったが、コンパクトに状況が整理されているという意味では助かる。「PAC3の傘」がいずれの原発にもかけられていないことの図示や、朝鮮半島で戦争が始まった場合に想定される27万人の難民に対応するリソースも法律も準備されていない部分は興味深く読んだ。本来優先して取るべき対策ができていないことを端的に示している。

  • 乱読家 護る会支持!

    「反日」岩波ブックレットの論旨は、、、 北朝鮮のミサイル発射と核実験の目的は、指導者が殺されたリビアやイラクの二の舞にならないための「強力な抑止力」の保有にある。日本への攻撃意図は無い。安倍政権は北朝鮮の脅威を煽り、政治の道具に使い、選挙で大勝した。そして、軍備強化を進めて、北朝鮮を動揺させ、世界の平和を奪おうとしている。北朝鮮が日本を攻撃するとすれば、原発を狙う。だから、原発を全て廃炉に。。さすが反日ブックレット。。。 しかし有事の際の避難訓練など備えは絶対必要。安倍政権の対策は中途半端感が拭えない。

  • めっかち

     国際政治の「力の論理」が著者には全く理解できていない。なぜ、北朝鮮がアメリカと交渉するか。世界最強の国だからだ。また、著者は「安倍政権が軍拡を進めようとしている」とも説く。頭の中がお花畑の人達には困ったものだ。日本人を拉致して何十年も返さない国、それが北朝鮮だ。

  • Hideichi Sekiya

    言い尽くされていることばかり、、、

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