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首斬り浅右衛門人情控 時代小説

千野隆司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784396334529
ISBN 10 : 4396334524
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2008
Japan

Content Description

斬首刑を受ける者が腰を下ろす場所、土壇場。そこで、科人の最後の呟きに耳を傾けるのは、代々首斬り役を務める山田浅右衛門七代吉利だった。売られた娘を救うために強盗を働いた錺職人、死罪になってなお仇討ちを願う女…。死の間際に彼らが語る真実とは?人間の弱さと哀しき業を知り抜く吉利が、残る悪しき宿縁を断つべく弔いの剣を振るう。

【著者紹介】
千野隆司 : 1951年東京生まれ。國學院大學文学部卒。90年、「夜の道行」で小説推理新人賞を受賞。以後、作家と教員の二足の草鞋を履きながら、精力的に執筆を続ける。静謐な文体と、人情の機微を巧みに描く作風には定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 酔拳2

    かの有名な首切り役人、山田浅右衛門が事件解決に奔走する!と言う、絶対現実にはなかったやろ、と言う話。でもね、思ったより良かったです。勧善懲悪というか、全て丸く収まる訳でなく、斬首されるものはされ、殺されてしまう者は殺されちゃうんだけど、次の犯罪を未然に防ぐ、とか打首となった者の無念を晴らすとか、仕事人みたいな感じだった。まあ、大体が斬首された罪人の今際の際に言った一言から始まるしね。この作家さん好きだな。浅右衛門って身分は浪人で、本業は刀剣鑑定士って、知ってました?

  • nyaboko

    千野さんは軽くて読後感のいいお話ばかり書かれるので私には合う。今回は死刑で首を斬る役職を代々続いている浅右衛門が主人公。当然死人大量(当たり前か) ただ、どのお話も『人情控』というだけあって人情溢れており、読後感はよい。ただ最後はちょっとホロリときた。今後どうなるか次巻が楽しみ。

  • 鈴木正大

    悲しみの時代小説だ。犯罪人と死刑執行人が主役なので当然だが、読んでいて辛くなる。第二巻「莫連娘」第三巻「安政くだ狐」を先に読んでしまって第一巻である本書が最後となり読む順番が逆さまになったが短編集なのでそんなに気にならない。

  • ひさか

    千野さんを読み始めたのは、ここ数カ月です コミックの首斬り朝(原作:小池一夫,作画:小島剛夕)のイメージがあって、 タイトルについてる「人情」という部分に少し「はーっ?」ってなりました。 が、読んでみるとさすがに千野さんの作品で、読み始めると止まらなくなりました。 この巻には7つのお話があって、短いめのお話ばかりですが、ぐいぐい引きこまれてしまいました。

  • はじこう

    多くの作家がものす浅右衛門だが、この浅右衛門は短編をつなぐ「縦糸」のためかかなりウェッティに感じる。 だが、その「縦糸」が...今後、何か新たな?

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