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柝の音響く めおと旅籠繁盛記 小学館文庫

千野隆司

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784094074529
ISBN 10 : 409407452X
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

貧乏旅籠、背水の陣!元無宿者、奮闘の物語

貧乏旅籠、背水の陣!大金二十一両の返済期限は、わずか二ヶ月後!
稼がねば、ふたりの居場所は奪われる。起死回生の一手は、困難必至の芝居興行!?
元無宿者が奮闘する、再生の物語!

板橋宿の貧乏旅籠・松丸屋は、宿丸々か一人娘のお路を奪われる危機にあった。蕨宿をしきる駕籠屋・岩津屋に借りた二十一両の返済期日が二ヶ月後に迫っていたのだ。
そんな時、お路に助けられて以来松丸屋に身を寄せる元無宿者の直次は、客から大金が動く芝居興行の話を聞く。返済のためには板橋宿に宮地芝居を呼ぶしかない──腹を括った直次だが、場所の確保、一座の誘致、金子集めに客集め、難問は山積みだ。それでも居場所をくれた松丸屋のため、直次は皆と力を合わせ一つずつ事を進めてゆく。
やがて、そのことを良く思わない連中も動き出し‥‥。

【編集担当からのおすすめ情報】
「おれは一万石」シリーズ著者が描く、人情光る人と宿の再生物語です。

「柝(き)」とは拍子木のこと。
芝居の幕の開け閉めの際に「チョンチョン」とならされる、あれです。
まったくの素人である直次や旅籠「松丸屋」、そして板橋宿の仲間による芝居興行は、難問の連続。
前金に30両、設営に22両、細かいところでいうと一座と交渉するための手土産、桐箱入りの羊羹に銀十匁‥‥莫大な資金も必要になります。
果たして無事に柝の音を聞くことはできるのでしょうか?
そして、松丸屋の運命は。
ぜひお楽しみください。

【著者紹介】
千野隆司 : 1951年、東京都生まれ。國學院大學文学部文学科卒業。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。2018年「おれは一万石」「長谷川平蔵人足寄場」両シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • タイ子

    シリーズ第2弾。借金を2か月後までに返済しなければ旅籠をたたむか、もしくは娘が売られる。大怪我をして旅籠のお路に助けられた直次は恩返しをする機会を与えられ宿場で芝居興行をする事を考え始める。ずぶの素人が芝居小屋だと?!どうやって芝居興行の一座に話をつけたり、芝居小屋の場所を確保したり、その他諸々の興行に必要なものを取り揃えたりするのか、読んでる方も興味津々。でも、成せば成る何事も…ですね。準備の中、邪魔する輩も現れたり全てが順調ではないが、直次の宿場における信頼と奮闘する姿が全て。続編はあるのかな。

  • ひさか

    2025年4月小学館時代小説文庫刊。書き下ろし。シリーズ2作目。返済期日、宮地芝居、元興行師、資金調達、観劇の代、客の祝儀、の章で構成。素人が宮地芝居を手配できるのか?と心配したが、なるほどこういう仕掛けなら無理は少ないわなと感心してしまった。いつもながらのはらはらどきどきがあり、大団円に持ってく流れはさすが。次巻も楽しみ。

  • snowflake

    おめえの本気が顔に出ていれば、相手に伝わる。それでいいんだ。

  • てんやんでぇ

    ちょっとマンネリかも。

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