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青ひげ夫人と秘密の部屋 「見たな」の文学史

千野帽子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334105952
ISBN 10 : 4334105955
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

気鋭の文芸評論家が、古くから様々なバリエーションで語られる説話「青ひげ」を端緒に、物語が孕む不条理な約束事と、それを破ってしまう顛末について、深掘りしていく。古今東西のフィクションを渉猟し、約束と約束破りのバリエーションを抜き出して考察した末、導き出される物語の普遍とは? 我々が無意識に従ってしまっている暗黙のルールの実態を暴き出す、スリリングな長編文芸評論。

【著者紹介】
千野帽子 : 兼業文筆家。フランス政府給費留学生としてパリ第4大学に学び、博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W

    ペローの『青ひげ』について序盤で説明し、あとはその跡を継ぐ大量の作品を紹介するという構成。『青ひげ』文中の「アンヌ姉さん!」と呼びかける場面は古代ローマの『アエネイス』の名台詞 ”Anna soror”(おお我がアンナよ妹よ)から来ており、これは教養ある者なら誰でも知る古典の名フレーズをクライマックスで唐突に挿入することで新旧論争(※古代と近代の文学の優劣を巡る争い)古典派を挑発したのだという話が面白かった。(ペローは近代派)

  • mick

    子供のころから童話や民話が好きだったが、ペローの「青ひげ」は子供ながらになぜか印象深く気に入っていた。それがこれほど深く、幅広く取り上げられて大満足。

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