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ベラスケス 「ラス・メニーナス(女官たち)」 「名画の秘密」シリーズ

千足伸行

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784890137367
ISBN 10 : 489013736X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

マドリードのプラド美術館が所蔵するベラスケスの“ラス・メニーナス(女官たち)”は、あらゆる時代を通じ、最もよく知られた絵画のひとつだ。1656年にスペインの首都で生まれたこの絵には、ハプスブルク家出身の王女マルガリータ・テレサが描かれている。彼女の周囲には女官たちが仕え、傍らには制作中のベラスケス自身の肖像も見られる。しかし、それらがこの絵の真の主題なのであろうか?私たちはこの絵の遍歴をたどり、画中の登場人物たちをひとりひとりつぶさに観察することで、また、構図やそこに描かれているものの意味を検討することによって、このバロック絵画の最高傑作をとりまく多くの謎に迫り、その解明に少しでも近づくことができるだろう。

目次 : “ラス・メニーナス(女官たち)”に関する文献/ 作品の保存状態/ 名作“ラス・メニーナス”とその作者/ “ラス・メニーナス”の登場人物/ 謎めいた描写/ 図版:“ラス・メニーナス(女官たち)”(全図)/ 部分解説

【著者紹介】
マルコ・カルミナーティ : 1961年、ミラノ生まれ。美術ジャーナリスト。ミラノ・カトリック大学で中世・近代美術史を学び、現在、ミラノに本拠をおく日刊紙『イル・ソーレ・ヴェンティクアットロ・オーレ(Il Sole 24 Ore)』の美術欄の責任者として活発な執筆活動を展開している

佐藤幸宏 : 1959年生まれ。美術史家。札幌市立大学デザイン学部講師。成城大学大学院文学研究科博士課程前期(美学美術史専攻)修了。専門は西洋近代美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヨシオ・ペンギン

    ラス=メニーナスの細部

  • deerglove

    登場人物の名前はすべて特定されていて、奥の鏡に映るフェリペ4世夫妻も明らかなのに、肝心のベラスケスが対する巨大なカンバスに何が描かれているかはわからない!ピカソやフーコーがその謎解きに挑んだという話も面白いけれど、著者のマルコ・カルミナーティさん、ちょっと結論が投げやりすぎじゃありませんか?

  • takakomama

    絵画の登場人物は特定できていますが、作品全体の意味は捉えきれていないそうです。謎が多いので、いろいろと想像が膨らみます。近づくと荒っぽい感じなのに、離れて見るとちゃんと絵画になっているのが、不思議です。

  • アキ

    ベラスケスの名作「ラス・メニーナス(女官たち)」に関する情報をあらゆる角度から分析し、詳述した本。あまりにも有名なプラド美術館に所蔵されているこの絵は、宮廷画家であったベラスケスが絶頂の時(1656年)に描いたが、200年もの間、スペインの旧王宮に衆目にさらされずに存在し、どのような目的で書かれたか謎につつまれた作品である。今までこの作品について書かれた文献・著作は数多くあるが、画中に登場するベラスケスと鏡に写るフェリペ4世夫妻・王女マルガリータ・左側に置かれたカンバスに何が描かれているか今なお謎である。

  • DEN2RO

    「名画の秘密」シリーズの1冊。一作品に絞ってその絵がどのように描かれているのかを説明しています。前半で画家の生涯を簡潔にたどり、作品が描かれた経緯を述べます。後半では17か所に分けて絵の細部を見ていきます。謎は謎のままに注目すべきところがわかってきます。

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