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ISBN 10 : 4758918279
Content Description
英語の「時制の一致」の規則は、学習英文法でおなじみの文法事項の一つである。直接話法と間接話法の文の間での書き換え問題として学習することが多いが、時制の一致の現象を深く探っていくと、私たちが普段気がつかないような英文法の隠れた世界が見えてきます。本書は、学習英文法の観点を踏まえつつ、時制の一致の現象を大きく捉えるために、これまでの主要な実証的・理論的研究を幅広く紹介しながら、関連ある言語データを吟味し、時制の一致とは何かの問題に大きく迫ろうとする意欲的研究となっている。
目次 : 時制表現と時とのずれ/ 時制の一致/ 時制の一致の例外/ 完了形の場合に見られる時制の一致の現象/ 時制の一致を正しく理解するための学習ストラテジー/ 時制の一致と「状態動詞」/ 副詞節に見られる時制の一致の特徴/ 時制の一致と「心的惰性」/ 仮定法の伝播/ 関係節と補文に見られる違い/ 名詞表現に見られる時制の一致/ Higginbotham(2009)による時制の一致のシステム/ 動詞の持つ意味特徴とのかかわり/ 時制の一致の作用方向
【著者紹介】
千葉修司 : 1942年福井県生まれ。1965年東京教育大学文学部(英語学専攻)卒業。1968年同大学大学院修士課程(英語学専攻)修了。1970年同大学院博士課程(英語学専攻)中退。大宰女子大学専任講師、津田塾大学教授を経て、津田塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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